まどほむ百合百合日記ープロローグー
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だあいつが避難所に着くまでには時間がある。焦らずに、急いで覚悟を決めるんだね」
ほむら「もう、決まってるわよ」
ほむら「私は、私は、自分の都合ばかり考えていたわ。まどかのため、まどかのためと言いながら、結局は自分にいいように転ばせるためにやってたんだと。だから、失敗したら時間を遡るという形でいままでのあなた達を置いてけぼりにしてきた。」
ほむら「ふふ…なんて愚かなの暁美ほむら。こんなことで、大切な人を救えるわけないじゃない。そうよ、私は彼女を、まどかを愛してる。その気持ちに揺らぎはないわ。」
ほむら「まどか、私に力を貸してくれないかしら。今までの想い、全て込める」
…………ほむ……らちゃん
…………あり……がとう
ほむら「さやか」
さやか「はい?」
ほむら「その二人を治療してあげて。でも、復活しても私に全て任せて欲しい」
さやか「そっか…分かったよ」
温かい。さっきよりもずっと身近に感じることができる。今なら、鹿目まどかの力を引き出せるかもしれない。
ほむら(まどか…いくわよ)
…………うん………私が力になってあげる
…………頑張って……ほむらちゃん
胸に響く声をそのまま受け止め、最後に
ほむら「まどか!愛してる!!!!」
すると、卵型のソウルジェムが変形した。
ハートの形になって、紫とピンクで分けられている。その接合部分でも、またハートを描いている。
ほむら「まどか、行きましょう」
腕に付けてあった盾には、砂時計がある意味復活している。それも、無くなることのない、永遠を描くという形で。そして、その中から一組の弓矢が現れる。
ほむら「ふふ、もう私に武器がないことはお見通しってわけね」
弓を引き、矢を放つ。こんな単純な動作でも、テクニックというのは存在する。できるだけ重心は傾けない方が良い、とか。でも、私にとってのテクニックはそんなものじゃない。そんなことを気にしていたって、ワルプルギスには勝てない。ここでのテクニックと言うのは、信念、思い、根性、つまりは心。
弓の弦を引くという動作を頭の中で想像する。その後に、矢が勢いよくワルプルギスに当たり、風穴を開ける。
ワルプルギス「アハハハハ!アハハハハ!」
ほむら「その薄気味悪い笑い声、もう出ないようにしてやるわ」
バッ!
矢が放たれる。それが綺麗な弧を描き、ワルプルギスへと命中。
ワルプルギス「アハ?」
勢いがあり余ったのか、体、歯車を貫いてからも消えるまでだいぶ時間がかかった。
とはいえ、数秒なのだけど。
ワルプルギスは主役を取られると思ったのだろうか。怒ったように攻撃を浴びせてくる。
ほむら「あら、残念ね。あなたの主人公補正より
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