まどほむ百合百合日記ープロローグー
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泣きじゃくる。本当に昨日は色々と考えたのだろう、それがこれだ。
ほむら「本当は、帰ってきてから伝えたかったけど…」
私は、今まで友達としてまどかを守ってきたつもりだった。
でも、いつの日からか、まどかを特別視するようになっていた。
ただ、友達というだけなら、マミやさやか達と関係は同じくらいのもの。
そう、私はとっくに"恋の迷路"に閉じ込められていた。
この気持ちを伝えるとき…
ほむら「私も、あなたのことが大好きよ!」
ほむら「本当に、好きで好きでしょうがないくらい好きよ!」
まどか「ほむら…ちゃん」
私はその勢いのまま、まどかを抱きしめかえす。
まどか「ほむらちゃん…」
そして、唇と唇を合わせる。
まどか「んん……ぷはぁ…」
ほむら「ふぅ…」
なんだか、まどかが惚けているのか、ボンヤリとしている。
………ほむらちゃん、約束を果たしてくれてありがとう。
ほむら(!?これは、前回のまどか…?)
ーーーー
前回の最期
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「まどか!そいつの話に耳を傾けちゃだめっ!」
まどか「もういいんだ。私はほむらちゃんを救いたい。」
ほむら「だめーーーーー!」
まどか「インキュベーター」
QB「さあ、君の望みはなんだい?君の資質なら、どんな願いでも叶えられるよ」
まどか「なら、次の時間軸のまどかとほむらちゃんが相思相愛になった時、私の力をほむらちゃんに送ってほしい。」
QB「だけど、そんなことをすれば、君は願いと同時に尽き果てることになってしまう。それでもいいのかい?」
まどか「もちろん、次の時間軸の私とほむらちゃんに全てを託す。きっと二人は結ばれる、そう信じて」
ーーーー
ほむら「あぁ…これはそういう…」
まどか「ほむらちゃん…?」
ほむら「まどか、ありがとう。必ず、生きて帰ってくるから。帰ってきたら、ちゃんと私と付き合お?」
まどか「うん!行ってらっしゃい」
ほむら「行ってきます」
今ではすっかり分かる。意識を持たないまどかの意志が私の周りを囲んでいる。まるで守っているかのように。
それがキスをしたおかげで体内へと、いえ、ソウルジェムへと流れ込んでいる。
なぜ、ソウルジェムなのか。
答えは私のソウルジェムに紫以外の色が入ってきたのだ。
桃色の、優しい色が。
その力が大きくて、私を包み込むように感じる。
ほむら(まどか、あなたを救いたい。いえ、救うわ!今までのまどか、そして、今回のまどかにかけて、誓うわ)
約束の場所へと到着する。
杏子「おいおい、遅刻すんじゃねーぞ」
さやか「そうだぞー?ほむらの時間停止は強いからね〜」
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