暁 〜小説投稿サイト〜
まどほむ百合百合日記☆
まどほむ百合百合日記ープロローグー
[3/10]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
とどうなるのか。それと、あいつは魔女の性質で攻撃を受けても笑っているのか、それとも本当に余裕で笑っているのか。もし、後者だとすれば、私の攻撃はいつものパターンでやっても全く一緒。結局他の誰かの力を借りないといけなくなる。

まどか…

あの近くて遠い、私の名前を呼ぶあの子は最後まで私に力を貸してくれるのだろう。優しすぎるから、自分のことより、他人を心配する気持ちの方が強いから…

あの虚空からのまどかは今までに一度もなかった。当然だ、前回のまどかがそうしたのだから。でも、なぜか温かいものが流れ込んでいるのに、それを素直に受け入れられない。まどかの力と分かっていながら、その力を受け取れないということは、やはりまどかの言っていた"鍵"を探し、扉を開けなければ私に力が流れこむことはないだろう。

ほむら(だけど、鍵ってなんなの?温かいものは、温かいけれど、それ以上には何も教えてくれない。自力で探せということかしら…)

ほむら(でも、もう明日まで時間もない。一体、何が…)

今日、今までに無かったことが二つ起きた。一つは、この時間軸のまどかが私に"告白"したのである。返事はワルプルギスの夜を倒してから、と言われているけど。
そしてもう一つは、もちろんのこと虚空からのまどか。
二つのまどかに"鍵"は関係があるの?それとも、"鍵"は私とあの子の気持ちで…?

ほむら(もう、考えても仕方ないわ。ここまで無事に4人とも生き残っているのだもの、必ず、必ず今回で仕留める)

私はそう頭の中で何回も繰り返しながら布団に入った。

ーーーー
朝。
正確には明るい夜。
街はこれまでにない災害に晒される。
こいつを打ち負かすことは、本当に不可能なのだろうか?
まどかがいなければ、無理と断言されるものなのか?
そればかりはわからない。何せ今回はベストコンディションだから。
そろそろ移動の時間。

ピンポーン

ほむら「え…?」

ピンポーン

ほむら「ええと、どちらさま…?」

今から移動しなくてはいけないのに、とんだ邪魔が…

扉を開けた瞬間に、チャイムを鳴らした主は抱きついてきた。

ほむら「ま、まどか!?」

それも、涙で顔がぐしょくしょになっている。一体何があったのだろうか。

まどか「ほむらちゃん…ほむらちゃんはさ、昨日の告白、迷惑じゃなかった?」

ほむら「え?」

まどか「だって、好きな人に気持ちを伝えたのはいいの。でもね、そのことで戦いに支障が出ちゃうなら、私はとっても迷惑なことをしたなって…」

ほむら「ふふ…大丈夫よ。まどか。あなたが告白してくれたおかげで、私は考えが纏まったんだもの。むしろ、お礼を言わせて?」

まどか「うん、うん…」

そう言ってまどかは
[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ