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二章
無知、未知
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やーっとしている。
すんごいぼやーっとしている。
可愛らしく顎を上げて、じっくり。
「わかんない、かな…?」
「わからないの?」
「…わかんない、と思う」
「どうして?」
「わかんない」
「そっか…」
完全に、記憶喪失だ。
目はしっかりしているけど、目線はどこか虚ろだ。
不安なんだ。きっと。
だから、何を見ていいかわからないんだ。
「わたしと一緒にいこ?」
気がついたらそんなことを言っていた。
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