暁 〜小説投稿サイト〜
生還者†無双
拠点
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味方もゴミみたいに死んでいく……日常
だが此処もそう大差の無い酷い戦場の一つになる
蓮華の顔を見ながらそう確信をしていた
「なぁ……流石にこの状況不味いと思うのだが」
「ご、ごめんなさいっ」
顔を真っ赤にして回れ右を慌ててする
「まっ別に良いけどよ、別嬪の嬢ちゃんに見られて悪い気はしねぇ」
別に気にする事なく軽快な動作で脱ぎ捨てたズボンを取る
とりあえずズボンを履いてスーツをベットに投げ部屋を見回す
上半身は相も変わらず裸のままだが、窓を見付けて勢い良く開けた
すると清々しい風が部屋を吹き抜けた
「んで、別に俺の裸見にきたって訳でもないのだろ?」
「そ……そうね!夕食の準備が出来たから……」
「まじか!んじゃさっさと行こうぜ」
Tシャツをバックから出して着ると蓮華を置いて部屋を出ようとする
「ちょっと待ってっ!その格好で行くつもり?!」
「あぁ?まぁそうだな……そのつもりだが?」
「もう良いわ……とにかく行きましょう、待たせるのも悪いしね」
そう言うと二人は足早に部屋を後にした……


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「貴様!何だその格好はっ!」
「Tシャツ」
「てぃしゃつ?また訳の分からん事を……!?」
案の定、食堂らしき所に入った瞬間にあの女に怒鳴られた
全くうるせぇ女だねぇ本当……
飯の時くらい静かに出来ねぇものかね
片耳を塞ぎながら椅子に座ろうとした瞬間

シュッ

突然暁に向かって箸が飛んできた
しかし飛んできた箸を掴むと何事もなかったのように席に着いた
箸が飛んできた方を見ながらニヤリと笑いながら呟いた
すると部屋の隅から小さな人影が現れる
「中々やんちゃな嬢ちゃんだが、箸の使い方間違ってるぜ?」
「へぇ〜やるじゃない、シャオ結構本気で投げたのに」
「まだまだ甘いな、止まって見える」
「どんな男が来たのかと思ったけど合格ね!シャオの近衛にしてあげる!」
「へぇ!そりゃ光栄だ(棒)もう飯食って良いか?」
「むぅ〜全然光栄に思ってないでしょっ」
暁に近づきポカポカと叩いている
座っていても長身なので子供が大人に何かせがんでる様に見える
あまりにも無視されるので暁に後ろからしがみついていた
「な……なにしやがるっ」「無視するのが悪いのよー」
呆気にとられていた蓮華があわてて謝罪をした
「シャオ、いい加減にしなさい!暁……ごめんなさいね」
「えぇーだってぇお姉さまだけずるい〜」
「ず……ずるいって、私と暁は」
しどろもどろになっている蓮華を気にする事なく暁は飯を食べていた
食っておいてこんな事言うのもあれだか……後漢末期にこの中華料理
麻婆豆腐、麻婆茄子、湯麺に餃子か……
毎回思うが……ありえんな、美味いから良いけども

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