第二章
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り変わってたけれど」
僕はここでもこのことを考えた。
「二十一世紀でもね」
「変わらないっていうのね」
「全然変わらないね」
それははっきりとわかった。
「何かね」
「そう?変わったわよ」
ところがだった。ここでお袋が僕に言ってきた。
「結構ね。色々なものがね」
「そうかな」
「まずマトンだって昔はこんなになかったわよ」
こう言うのだった。お袋はだ。
「羊は匂いがするっていって嫌われていたから」
「この匂いがいいんじゃないの?」
「嫌いな人は嫌いなのよ。そういう人はね」
「そういうものなんだ」
「そうよ。それによ」
お袋はさらに言ってきた。僕に対してだ。
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