第一章
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。それでいつもこう言うのだった。とにかく革命が嫌いなことはわかる。
「ああいうことをしても人が死ぬだけだよ」
「じゃあ革命は絶対に駄目なんですか」
「ああした革命は駄目だよ」
そのフランス革命やロシア革命はということらしい。
「本当にね。ただ」
「ただ?」
「他にいい革命があるなら別だよ」
こう言ってきたのだった。尋ねた僕に対してだ。
「ああいうね。一人よがりなものじゃなくて。何かを壊してからそれで作るのじゃなくてね、そういうのじゃなくて」
「じゃあどういうのですか?」
「ううん、どういたものかな」
けれどだった。それを言われてもだ。先生は首を傾げさせるだけだった。
そしてだ。先生はまた言ってきた。
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