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ISー電王の名を継ぐ者
VS代表候補生編
TIME5 エリートと品格
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くる。

「今度は何!何か飛んできたよ涼河!」

『とりあえず避けろ!』

リュウタが避ける動作に入ろうとした、その時目の前をビームが通過した。

「うわっ!危な!」

リュウタは撃つのをやめ、避けに徹する。

『チッ、リュウタだけでイケると思ってたんだがな。しゃあねえか、リュウタ、ウラタと交代だ』

「え、もう交代?早いよ〜」

ベルトの青のボタンを押して、パスを翳す。

『Rod fome』

宙に青色のアーマーが浮き、そのアーマーがセシリアの攻撃を弾きながら、俺に装着される。

「やっと、僕の出番か」

「アーマーが変化!?そんなの聞いた事ありませんわ!」

「君可愛いねえ。君、僕に釣られてみる?」

「なっ…何を馬鹿な事を!」

セシリアはビットからビームを撃ち込んでくる。

『ウラタ、釣り上げて壊せ』

「了解!」

ガッシャーを『ロッドモード』へと組み替え、ロッドのデンリールからでたオーララインを飛ばして、ビットを捕える。

「はっ!」

掛け声と共に、ビットをロッドで折り、破壊する。

「な、なんですって!?」

ビット兵器を破壊され、流石に動揺を隠せていない。

その隙にもう一つのビットを捕え、破壊し、残り二つのビットはセシリアの元へと戻った。




その最中、管制室では

「涼河、凄い……」

雪姫は圧巻していた。代表候補生と対等、いや、それ以上の戦いを見せる涼河に。

「始めてのIS戦とは思えないくらいに戦い慣れてるわね。せっかく後で教えようと思ってたのに!でもなんか涼河君のキャラがぶれてる気がするのよね」

これが終わったらISについて教えようと思っていた楯無は残念そうな顔をする。

「にしても、あいつはどこであんな珍妙なISを手に入れたんだ。………まさか、あれも束の仕業なのか?」

「……………」

たまたま聞こえた千冬の呟きを箒は黙って聞き流した。



「どうする、降参するかい?僕としては出来れば可愛い女性に攻撃したく無いんだけど」

「あまり調子に、乗らないで下さいな!」

セシリアはまた、ビットを展開してくるが、

「ちょうどいい足場に出来そうだね」

ウラタは、飛ぶビットを足場にしてセシリアへと迫る。

「これで終わりだよ!」

ウラタがセシリアへとロッドを振り抜く。

が、

「掛かりましたわね」

セシリアの背にある砲口からミサイルが放たれ、涼河が撃ち落とされた。

この勝負を見ていた誰もが、セシリアの勝利を確信しただろう。

だが、

「今のは効いたで〜。でも、俺の強さには敵わんなぁ〜」

親指で首を捻って鳴らしながら爆煙の中から
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