VS代表候補生編
TIME5 エリートと品格
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現在 4月12日 時刻 15時5分
俺はグラウンドへとやってきた。
そして、上を見るとセシリアは空にいた。
いやー、PICすげぇ。
「逃げずに来ましたのね」
ふふんと鼻を鳴らし、腰に手を当てたポーズで此方を見下ろしている。
「まぁ、俺がふっかけた様なもんだからな」
俺は完全にセシリアの方へ意識を向ける。
鮮やかな青色の機体『ブルー・ティアーズ』。
特徴的なフィン・アーマーを四枚背に従えている。
遠距離型….…か?
「にしても貴方、ISを起動しないとは、負けを認めた、と捉えて宜しいんですの?」
「バカ言え、俺のISは飛べねえからカタパルト使ってくる必要が無いんだよ」
「はっ、飛べないISとは、とんだ欠陥品ですわね」
「欠陥品か、ならその欠陥品に負けたら、お前はスクラップ以下だな」
「な……!?い、いいですわ。その様な態度ならチャンスをあげる必要はありませんわね。全力で叩き潰して差し上げますわ!」
「それはなによりだ。じゃあ俺もそろそろ行くか」
俺は金の懐中時計を取り出し、
電王ベルトをだし、腰に巻く。
「あいつは遠距離っぽいし、始めはリュウタ、行くぞ」
『え、僕から!?やった〜!』
俺は紫のボタンを押して、パスを翳す。
「変身」
『Gun fome』
宙に紫色のアーマーが浮き、俺に装着される。
この、意識の離れる感覚も慣れてきた。
「ねえ、君が僕の対戦相手?」
「は?今更何を言って….…」
「お前倒すけどいいよね?答えは聞いてない!」
リュウタの決めゼリフを引き金に、セシリアと俺達の戦いが始まった。
「行きますわよ!」
キュインッ…!!
独特の音が鳴り、セシリアのビーム兵器『スターライトMKV』からビームが俺を目掛けて放たれる、リュウタが慌てて避けた。
「うわぁ!不意打ちとかずるい!」
「さあ、踊りなさい。わたくし、セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲で!」
セシリアはもう一度、ビームを撃ち込んでくる。
が、
『撃ち消せ、リュウタ。いけるな』
「余裕!」
リュウタはガッシャーを『ガンモード』に組み立てて、銃弾を撃ち込み相殺させた。
「な……!?」
『ここはバリアも貼ってあるしいいか。リュウタ、ここなら好きに撃ちまくっていいぞ』
「本当に!?じゃあどんどんいくよ!」
リュウタは周りへの被害を無視して、銃弾を乱射する。
だが、その攻撃は確実にセシリアのエネルギーを削っていく。
「あぁもう!面倒ですわ!」
ブルー・ティアーズの背についたビットが突然離れ、俺達の方へ迫って
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