第二章
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席に向かおうとすると。
一人の女の人がいた、小柄で背は一五三位か。とてもよく日焼けした顔と肌で脇の長さまで伸びている黒髪を後ろで束ねはっきりとした顔と大きめの口の人だった。年は僕より三つは上位だった、高校生の僕の。
当然水着だ、スポーティーな黒のワンピースだ、それだけに小柄ながら整ったスタイルがはっきりと出ている。その人がだ。
僕を見てだ、笑顔でこう言ってきた。
「さっきから随分泳いでるわね」
「はい、泳ぎたくて」
「それで泳いでたのね」
「そうなんです、クラスの連中と十人位で来ましたけれど」
「君はなのね」
「泳いでます」
他の面子のことは話さずに僕のことだけを話した。
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