第三章
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顔でその子達にこう言った。
「私達の歳になればね」
「その時になったら?」
「お姉ちゃん達の歳になったら」
「そうよ、姉ちゃん達もそうだったから」
それは俺もだった、はじめて飲ませてもらった酒は正直言ってまずかった、けれど今では一升飲める程だ。
だからだ、俺は小さな従兄弟の子達の言葉を聞いて思わず笑って言った。
「そうなんだよな、はじめて飲む酒ってまずいんだよな」
「それでもういいって思うんだよな」
「俺もそうだったよ」
「私もね」
従兄弟連中も俺の言葉に笑って手を叩いてこう返す。
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