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ソードアートオンライン~to the unknown world~
地下洞窟にて
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、この人に見られると一瞬思考と体が動かなくなる。
「いや・・・わからない」
「中央」
「!?」
目の前のこの男が言ったのか?いや、それにしては声が違ったような・・・。と、視線をオルセより後ろに向けると一人こちらへ歩いてきた。
「中央サーバーを誰かがイジってこんな不具合がでたんだぜ、キリトの旦那ァ」
オルセより背の低い男は彼の肩に手を置いてそう言った。
「離せ、ヴィルヌス」
「つれねえなあ、ったく」
するとヴィルヌスという男はオルセの肩から腕を下ろした。
「金額減少の他にも、アイテムが違ったり、場所が別の場所だったり色々と問題が出ている。それを管理しているのは央都アルンにある中央サーバーでそれは現在ある三人によって管理されている」
「三人?」
オベイロン以外にもサーバーをいじれる人がいたのか、と内心驚く。
「ああ。名はシイン司法卿、ユビナ内務卿、そしてタカリ陸軍大将。その三人から許可を得なければ中央サーバーを動かすことは出来ない。シイン卿からは既に承諾を得ている。だが問題は後の二人だ、ユビナ卿はどうやら少し前に職を辞めたらしい。タカリさんは・・・行方がわからない」
三人とも初めて聞く名前だ。そんな、いかにも強そうな人がまだいたとは・・・。ユージーンの言うとおり、ALOはまだまだ広いな。
「で・・・なんで行方不明なんだ?」
俺のその問いにはオルセじゃなくヴィルヌスが答えた。
「<陸軍大将>ってのは、ALOでたった一つだけの称号なんだよ、旦那。陸軍大将って称号はALO内では地上・空中での戦闘に於いて最強ってことだ。そんなやつが普通に街を歩いてたら、いつ襲われるかわからないからな。だからどっかに隠居してプレイしてるらしいんだけど、場所が全くわからねえんだよ」
陸軍大将・・・、いかにも軍を象徴する称号だな。まさかそんな意味だったとは。地上・空中戦に於いて最強って、どんだけ強いんだよ・・・・・。
「それで、だ。キリト君」
オルセは俺に問いかける。
「君にも今回の不具合に件で協力してほしいんだ、ウィンドウを開いてほしい」
「あ、ああ・・・」
言われたままにウィンドウを開く。下に下に動かしていると、Titleという文字が目に入り、タッチする。
「見つけたか?」
おそらくオルセもそれが目的だったんだろう。タッチしてみると今までに取ったであろうタイトルが沢山表示されて、こんなに取っていたのかと意外と驚いてしまう。
「!?」
下へスライドしているとそこには驚きのタイトルがあった。
「<海軍大将>と<陸軍中将>!?俺、いつの間に・・・」
自分でも驚いた。名称こそ軍隊のものだが、まさか自分がここまでタイトルを取るほどALOに時間を費やしていたとは・・・。時間を気にしないって、怖いな・・・・・。
「<海軍大将>を持っているのか
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