暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
もしもチートプレシア外伝 アルハザード調査記録
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っちこそ―――」ギャーギャー!
〜しばらくお待ちください〜
「・・・で、こっからは推測なんだけど」
「もったいぶらず言いなさい」
(なんか2人とも学者の顔になってますね・・・どこまで行ってもプレシアはプレシアってことですか)
醜い女の争いは何とか一段落ついて座り込んで喋る同一人物二人と一匹。最早ジュエルシード云々を忘れているのではないかと思いたくなる光景であるが、床にはプレシアの吐いた血だまりが複数出来ている状況が実にアンバランスである。
ジールには高度な記録媒体もあったがやはり基本的には紙媒体だったらしい。なまじ文明が高度だったからが保存状態の良い資料もあり、それなりに情報は残っていたようだ。そして肝心の魔法研究のデータは、明らかに人の手で運び出されていた。
「伝承が伝わっているってことはミッド圏にジールの生存者がいたって事よ。多分この時代の著名な魔法学者の多くがジールの出身だったんでしょうね・・・研究資料も彼らが持って行ったんでしょう。彼らにとってはアル=ハザードこそが自分たちの魔法学の父であり目指すべき存在と考えてたからこそ、「ジールにアル=ハザードの英知がある」と口伝で漏らした。これが形を変えて”アルハザード”というお伽噺の都市を形成したんでしょうね。聖王教会になら手掛かりは残ってるかもしれないけど」
「で、当のアル=ハザードは魔力暴走から次元断層をこじあけて国ごとその中へ・・・って事ね。でもそうならば”凍てついた炎”は・・・待って。まさかジュエルシードが・・・?」
考えてみればジュエルシードが強く反応するのは決まって生物である。そしてかのロストロギアは生物に大きく影響を与えるいう事が分かっている。さらに暴走すれば次元震まで引き起こすという点でも共通項がある。
「そう、ジュエルシードが。固有振動数も波長もジールに残ってたデータと符合するのよ。ジールは虚数空間に沈んだけど、アル=ハザード本人と”凍てついた炎”はスクライア一族が発掘を行った世界に逃げ延びた。流石ジール、創造の大魔導師様って所かしら?どうやら個人で次元転移魔法を行使したみたいだし・・・そこでアルは”凍てついた炎”を危険だと考えて破壊しようとしたんだけど・・・彼はあることに気付いてしまったの。彼は”凍てついた炎”の暴走の際、ほんの一瞬だけ開いた反時空転移の門を通じて”ジュエルシード”を知ってしまった・・・ジュエルシードが”凍てついた炎”を分割したものだと」
反時空転移の門とは次元断層の出口として過去ないし未来が連結した場合のその出口の事を指す。とはいえあくまでそれはSFの世界で語られる理論であり、現実に存在するかは不明である。ブラックホールに対するホワイトホールのようにはっきりデータの取れていないものだ。一説では予知能力も無意識に
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