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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
もしもチートプレシア外伝 アルハザード調査記録
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アルハザードは実在するのか。
その謎は、フェイトと和解した後もプレシアの心に疑問を残し続けた。しかしどこにあるかもわからない幻の都市を探すなどどれほどの時間がかかるか分からない・・・

「・・・・・・そうだ、シャインに頼もう」
「コイツ問題を息子に丸投げしやがった!!」

これが2週間ほど前の話である。




〜もしもチートプレシア外伝 アルハザード滞在記〜




「とまぁこのように複雑な経緯を経て、私達はお伽噺で”アルハザード”と呼ばれる場所を発見したわ」
「待った!異議あり!何よそのふざけた内容はアンタ私に喧嘩売ってるのゲフォッ!?」
「ほら、興奮するからまた血ぃ吐いちゃったじゃないの。少し落ち着きなさい!」
「納得いかない・・・すっごく納得いかない!!」

地に両手をついてぜいぜいと苦しそうに息を吐きながら残滓プレシアは全力でプレシアを睨みつけた。

「上目使い?そういうのは歳考えてやりなさいよ・・・おデコに(しわ)が寄るわよ?」
「だまらっしゃいド阿呆!息子って誰よ!!」
「テスタロッサ家のニューフェイスかつ影のリーダーにして体は子供頭脳は大人なドラゴンドライバー・シャインよ!」

何一つ説明になっていないのは自分の気のせいではないはずだ、と自分に言い聞かせる。いつの間にか隣に来ていたリニスがにやけ顔で「ほら、この子ですよこの子。この照れてる顔が可愛くて可愛くて・・・」等と言いながら写真を見せつけてきたのでとりあえず吐血で顔面に血を吹きかけてやった。ざまぁみろゲフッゴホッ!?

「何じゃれ合ってんの。話進めるわよー!」

じゃれ合ってない、と言い返す体力と気力が無い残滓プレシアを無視し、何処からともなく取り出したホワイトボードに様々な書類が貼り付けられていく。

「この都市が存在したのは建造物の劣化度から推定してミッド歴で紀元前12000年くらい。丁度魔法の概念が確立されたころと重なるわね。平地面積は約1800平方q、構造は地盤一枚が丸ごと浮いて、それを加工した物ね。そこから魔力炉に似た装置を通して空気、水など諸々の循環を制御してたみたい。地層地質を調べたらミッドチルダで現在最も大きい湖とぴったり一致したから元々はミッドにあった空中都市のようなものとみて間違いないわね」
「いやいやいやいやいや待ちなさい!!アンタ何サラッとアルハザードに辿り着くまでの過程をすっ飛ばしてんのよ!息子はどうした!!」

なお、辿り着いた方法は言わずもがな応龍皇の力によって探し出している。中国の力ってすげぇ。何と虚数領域を何の問題もなく航行し、アルハザードを異次元位相にサルベージすることに成功しているのだから。
しかもよくよく聞いてみたらアルハザードはミッドチルダが魔法を発見したころには既にミッ
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