暁 〜小説投稿サイト〜
副部隊長と戦技教導官の色ボケな日々
<1:憂鬱な日々編>
第99.5話:2人の夜
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だ唇を合わせるだけのキス。
だがなのはとの心の距離は、これまでで一番近くなった気がした。

それから5分ほどずっと唇を合わせていた俺達だったが、
さすがにのぼせてきて唇を離す。

「なのは。 顔が真っ赤だぞ」

「ゲオルグくんだって」

そうして俺となのははクスクスと笑い合う。

「じゃあ、上がるか」

俺がそう言うと、なのはは首を横に振った。

「先に行って。 わたしは身体を洗ったりするし」

「そっか・・・じゃあ、おやすみ」

「うん。 おやすみなさい」

そして俺となのははバスタブから出て洗い場に立つ。
なのはの上気した顔を見て俺はもう一度なのはを抱きしめた。
そして、なのはの頬にキスをする。

「じゃあな」

「うん」

そして俺は先に風呂を出た。
ひんやりとした空気に包まれ、ほてった体が一気に冷えていく。
俺はバスタオルで体をふくと、自分の部屋へと戻った。


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