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いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?
混沌のプライド
第12話
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けてレイヴェル様はリタイヤされていますが、再生が行われた様子がありませんでした。それは光力によるダメージの入り方にあるのだろうという仮定を立てるには十分でした。

ゲームに例えるなら通常攻撃だとHPのバーを一気に削り落とすのに対し、あの結界のダメージの入り方はじわじわと削れていく物なのでしょう。数値に表すならパンチ1発で300削れるのに対して、結界の方は1ダメージを時間ごとに与える物だという事です。相性の関係で1ダメージを与える時間がかなり短いのでしょうけど。

叩き付けられながらもライザー様は全身から炎を吹き出すが、本気の時と比べると弱すぎる炎は僕が用意した防護服に全て防がれる。

「な、何故再生が」

「とっとと気絶しやがれ!!」

「くそが!!」

最後の気力を振り絞ってなのか今まで以上の炎に防護服が燃える。

「ぬうおぉ!!」

一部が燃え尽きた事で術式が壊された防護服を脱ぎ捨てて魔力貯蔵用の魔剣の傍にまでイッセー君が下がる。ライザー様はようやくまともな呼吸が出来る様になり、冷静になったのか自分を傷つけて再生する。これで圧倒的にイッセー君が不利になった。残されているカードは2枚。それで駄目ならイッセー君の負けだ。

「どうやったのかは分からんが、再生を封じた攻撃は褒めてやる。だが、防護服も無くなったお前の方が不利だ。決着を付けてやる」

「まだだぜ、オレにはまだジョーカーが残されてる。木場が立てた予想通りだ、だからあいつがオレにくれた策を使うぞ!!ドライグ、先に交わした契約通りだ、輝けぇっ、オーバーブースト!!」

『Welsh Dragon over booster!!』

その言葉と共にイッセー君が真紅のオーラに包まれる。そして、真紅のオーラの中から赤いドラゴンを模した鎧を纏ったイッセー君が飛び出して来た。そしてそのままライザー様を殴り飛ばし、止まれずに壁に激突する。殴られたライザー様は口から血を吐き、驚いている。

「ごはっ!!何故、そんな攻撃が」

「木場からこいつを借りたんだよ」

壁に開けた穴からイッセー君が姿を現し、左手に握っている物を見せる。

「じ、十字架だと!?だが、力も感じないただの玩具の、なんだ、その十字架は!?明らかに尋常じゃない力が込められているのが目に見えて分かるというのに、力を全く感じないだと!?」

「こいつは木場が普段から身につけている聖剣を芯にした十字架だ。あいつが研究の末に触れない限りは完全に無害にする事が出来る術式が施されてる。こいつがどれだけ恐ろしい物なのかは自ら実証済みだ。倍化の力をを使わなくても効くだろう?」

「馬鹿な、それではお前も、何だその左腕は」

ライザー様は気付いた様ですね。イッセー君の左腕は、もう人間でも悪魔でもな
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