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いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?
混沌のプライド
第12話
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え、決着を付けに来たぞライザー!!」

周りの事など気にもしない様にイッセー君がライザー様に向かって吼える。

「来ると思っていたぞ赤龍帝!!あの様な決着で、納得していないのはオレも同じだからな!!」

なるほど、ライザー様も不完全燃焼だったという事ですか。ライザー様はイッセー君に向かって小ビンを投げ渡し、自らも同じ小ビンの中身を浴びます。

「フェニックスの涙だ。これで条件は同じだ。互いに言い訳は出来ん」

「へっ、上等だよ」

完全に回復しているイッセー君もフェニックスの涙を浴びる。それを見たライザー様は2本の剣を手元に召還する。これで条件は同じになってしまいましたね。

「それで、貴様は何だ?」

ライザー様が僕を睨みつけてくる。

「僕はこの戦いの見届け人さ。サーゼクス様が用意した余興の邪魔をさせない為にね」

「余興?」

「それに関しては私が説明しよう」

奥の方からグレモリー卿とフェニックス卿、それにグレイフィア様を連れてサーゼクス様が姿を現す。

「私の可愛い妹の婚約パーティーを派手にしたいと思ってね。ドラゴン対フェニックス、実に面白い余興だと思いませんか?それに本人達はこの前のレーティングゲームの結果に満足していないようで、この通りやる気も十分」

サーゼクス様の言葉に周りで何かを言っていた人達も黙り込んでしまう。

「さて、ドラゴン使い君。君はこの戦いに勝ったら、何を望む?」

「「「サーゼクス様!?」」」

「悪魔なのだから当然でしょう。何かをさせるのですから。何でも良いよ、爵位かい?それとも絶世の美女?それとも使い切れない程の金銀財宝?」

周りの方々が驚かれていますが、当然の事でしょう。イッセー君はサーゼクス様から依頼されて戦うのだから。その中で最もサーゼクス様が楽しめる結果はイッセー君が勝つこと。つまりは正統な報酬を得る事が出来るという事ですからね。

「部長を、我が主であるリアス・グレモリー様を返して頂きたい」

「いいだろう。君が勝てば連れて行くが良い。ライザー君は何を望む?」

「今回使ったフェニックスの涙の代金を貰えればそれだけで十分ですよ。この戦いはオレも望んでいる事ですから」

その言葉で戦いが行われる事が決まった。この為に予め用意されていたであろう壁際の席以外が退けられて会場中央にスペースが作られる。スペースの中央でライザー様とイッセー君が向かい合い、ライザー様の後ろにはフェニックス家の関係者が、イッセー君の後ろにはグレモリー家の関係者が席に着き、僕は立会人としてイッセー君とライザー様の隣に立つ。

「ルールはどちらかが降参するか戦闘不能に陥るまで。死体が残っているなら死んでも10秒以内なら蘇生出来ますから存分にやって構いませ
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