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八条学園怪異譚
第四十九話 柳の歌その十六
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いうのである。
「そっちもね」
「何か色々あるんですね、うちの学校の桜のところって」
「西洋のものもなんて」
「一応外国にも桜はあるから」
 有名なのはワシントンの桜の木である、今も春になれば咲き誇りアメリカの首都を映えさせている。その綺麗さが有名である。
「その関係もあると思うわ」
「そうですか、じゃあ」
「妖精さんにも会いに」
「ちょっと行って来ます」
「今度は桜のところに」
「ええ、じゃあまた会いましょう」
 美奈子は陽気に笑って二人に応えた、こうした話をしてだった。
 二人は美奈子と別れてそれぞれの家に帰った、そうして休み次の日に向かうのだった。


第四十九話   完


                     2013・9・3
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