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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第15話
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んが昨日悩んでたことってこれなのかな。今まで、邪険にしてきた相手と仲直りするのは大変だ。だから悩んで悩んで悩みぬいた。結果、成功したみたいだね。箒さん、困ってはいるけど嬉しそうだもん。

そう、箒は困った顔をしているがどこか嬉しそうだった。そして、遠巻きに眺めていた一夏も嬉しそうだった。

「ん〜〜〜〜〜〜〜!!!箒ちゃん成分も補充したし、本題にいこうか!」

束は何かを操作する。すると、空から何か音がした。俊吾は本日二度目の直感発動。『アカン、これ』と。

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

「ぶへっ!うわっ、砂が口に!!っぺっぺっぺっぺっぺ!!!」

砂が巻き上がり、俊吾を直撃した。そして、その砂が晴れると紅が中から現れた。

「じゃじゃーーーーん!これが箒ちゃんの専用機こと『紅椿』だよ!!!」

「うへぇ〜、体中砂だらけじゃん…………もう嫌……………………」

しかも、全部あの人関連で。

「俊吾……?大丈夫?」

「まぁ、何とかな……」

心のダメージは酷いけど。

俊吾は髪やらISスーツに付いた砂を落としていく。

「シャルとセシリアさんは大丈夫なの?」

「うん、僕の方には一切飛んでこなかったし」

「私も大丈夫ですわ」

何それ、酷い。…………もしかして、あの人。俺だけに砂飛んでくるように仕組んでたとか…………?流石に無いよね、そこまでは…………無いよね?

俊吾が心の中で軽く疑心暗鬼になっているにひと悶着あったらしい。すると、誰かから呼ばれた。

「あ、しゅんくん!ちょっと、こっち来て!!!」

束がそう言うと、千冬の目が物凄く鋭くなった。俊吾はそれに気づいたが、特に何も思わなかった。俊吾は言われたとおりに束の近くに寄った。

「え〜っと、何でしょう、篠ノ之博士」

「もう、そんな他人行儀な呼び方、お姉ちゃん泣いちゃうぞ?」

…………………………………………うぜぇ!!!!!!つか、お前誰だ!!!!!!この人こんなテンションの人だっけ!?あ、あれか箒さんに会えて嬉しいとか言われてご機嫌なだけか…………俺、とばっちりやん!!!!!!

俊吾は救いの目を一夏に向けるが一夏も酷く憔悴していた。

一夏…………お前もか………………。

「じゃあ、しゅんくんの黒天慟見せて!!!」

「え、あ、はい」

俊吾は心の中で『じゃあの使い方完全におかしいだろ…………』と思いながら黒点道を展開する。

「ほ〜、いっくんよりも展開早いね〜!」

そう言いながら束は黒天慟に何かコードのようなものをブッ刺して操作し始めた。

「ん〜、へ〜、ほ〜…………。綺麗なバランスの取れた設定だね〜。これ、しゅんくんがやったの?
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