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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第15話
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だし、普段の移動に比べると遅くなるのであしからず。まぁ、これは仕方ないか。

「そんなものでこの私を捉えられると思ったk―――ぶほっ」

ただし、このパッケージは他のパッケージと併用が出来るので使い勝手の悪さを補えます。ほ〜、面白そうじゃないか。

「くぅうう……ちーちゃん、酷いよ!容赦なく右ストレート出すなんて!!!こうなったら、こっちも黙ってないよ!!!」

ただし、パッケージ併用は理論上は問題ないのですがどうなるかわかりません。気をつけてください。要は、そっから先をこれから確認すればいいんだな。了解だ。

「フェイントからの…………ハグハグ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!ぐへっ」

え〜と、パッケージのインストールに三十分か……。それまで、どうしてようか…………。

「も、もう、ちーちゃんは恥ずかしがり屋だなぁ。ハグハグは機会を改めることにするよ!」

あ、諦めた。まぁ、流石に三回も反撃喰らえばなぁ。心も折れるよな。

「やぁ、久しぶりだね、箒ちゃん!」

「…………どうも」

ん?何か、箒さんの様子がおかしいような……。あんまり得意じゃないのかな、あの人。まぁ、俺も得意じゃないけどさ。

「こうして会うのは何年ぶりかな!会えて嬉しいよ!」

「………もです」

「ん?」

「私も、嬉しい……です」

その台詞を聞いた千冬と一夏は目を大きく開いて、驚いていた。その様子を見て、俊吾は近くにいたシャルロットに聞いた。

「なぁ、シャル……あの二人驚いてるけどどうしたんだ?」

「う〜ん、ごめん。僕も分からないや」

シャルも分からんかぁ……。一体、どうしたんだろうな、箒さん。

「当たり前ですわ。篠ノ之さんは篠ノ之博士が苦手ですもの」

俊吾たちの疑問にセシリアが答えてくれた。

「えっと、苦手ってことは人間性がとか?」

「いえ、篠ノ之博士と言う人間そのものが苦手なんでしょうね。入学して直ぐにそれ関連で少し、問題がありましたし」

その台詞を言われ、何となく心の中で俊吾は納得していた。根本から人間性として合わないのだろう、あの二人は。片や真面目、片や傍若無人。相い容れないのだろう。

そして、箒の台詞を聞いて驚いているのは二人だけではなかった。その台詞を受けた束自身が一番驚いていた。束自身も箒から好かれているとは思っていなかった。なので、面食らったという表現が一番しっくりくるだろう。

「………………わ、私はその二千倍くらい嬉しいよーーーーーーーーー!!!!!!!」

束はそう言って箒に抱きついた。そのまま強く抱きしめ、箒ちゃんと何度も言っていた。それをどうしていいのか分からないのか箒はオロオロとして、抱きつかれたままだった。

…………あ、箒さ
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