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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第15話
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臨海学校二日目。
今日はISの試験運用が主となる。専用のビーチがあるのだが、そこまでは遠いので早め移動しなければ面倒なことになる。面倒なことは、まぁあれだ。察してくれ。
俊吾も裁きを受けたくないので、早めに移動を始めた。途中、一夏と合流して玄関に向かっていた。楯無とは朝の時点で別れた。今日は別行動になると前に説明を受けていたので、見送ったのだ。
渡り廊下を歩いていると、外の砂利に機能と同じようにプレートが立っていた。
『抜いてください』
あれ、昨日は抜かないでくださいだったよな?ってことは構って欲しくて、変えたのか。何というか、仕掛けた奴は面倒だな、絶対。
「なぁ、一夏。あれって昨日もあったけど、どうする?」
「え、あれって昨日からあったのか?俺、気づかなかったぞ」
…………え〜。マジですか、一夏さん。いかにも気づいて下さいっていうか、分かりやすいだろ。…………一夏は根本的なところから唐変木なのか。いや、これの場合は鈍感(?)なのか。
「で、あれ抜いたほうがいいのか?」
「まぁ、抜いたほうがいいんだろうな。というか俺、あんなことやるの人に心当たりがあるし」
その人、絶対にろくな人じゃないだろ。俺の経験談からだけど。
「とりあえず、抜くか……」
一夏はそう言って砂利に降り、プレートを引き抜く。
「おわっ!」
何かあると身構えていた一夏は勢い余って尻餅を付いた。下には何もなくて、引き抜きた勢いそのままで尻餅を付いたので結構痛そうだ。
「いててて……」
「おい、大丈夫か、一夏」
「まぁ、何とか。と言うか、何もないのか……」
確かに何もないな、と俊吾が思っていると上の方から甲高い音が聞こえてきた。
キィイイイイイイイイイイイン―――――。
あ、これアカンやつや、と思った時には遅かった。
ドカーーーーーーーーーーーン!!!
何かが空から降ってきたのだ。
「イタッ!痛い痛い痛い痛い!!!」
何かが地面に落ちた拍子に、砂利が飛び散ったのだ。この時の教訓。『砂利は以外に殺戮兵器になれる。結構痛いもの』
「ああ、もう!何なんだよ!いてぇよ!!!」
俊吾はそう言いながら、落ちてきたものを見る。そこには
「…………ニンジン……なのか?」
ニンジンがあった。しかも2mくらいの。
「なぁ、一夏。これ……」
「ああ、ニンジンだな。少なくとも俺にはそう見える」
そうか、じゃあ大丈夫だ。俺の目がおかしいじゃないんだな、良かった。
「あっはっはっはっは!いっくん!引っかかったね!!!」
突如、ニンジンが二つに割れ中から人が出てきた。その人は、世界中の人が良く知り、世界中の学者が追い求めている
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