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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第34話 塩田設置作業?二十四時間働けますか?
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師にして労働者に教えさせます。労働者が作った物は明確な査定基準を設け、良品・可品・不可品で判断し、不可品は買い取り不可にしました。反対に良品は、買い取り価格に僅かながら色を付ける事にしました。アンリから提出された、枝条架の品質向上策です。


 いよいよ本作業の開始です。応援部隊の寝泊まりする場所として、管理棟と従業員寮を早々に完成させ、村への往復時間を削減します。

 クリフには引き続き流下盤を担当してもらい、応援に来た土メイジ(ドットクラス)3人の指導をしてもらいました。しかし最悪な事に、流下盤はラインクラスでないと《錬金》不可だったのです。仕方が無いので、形だけ作らせて仕上げは私とクリフで行う事にしました。これだけでも、私とクリフの負担はかなり減ります。

 ドナには塩田の警備と私のサポートを命じました。それと、家との連絡役ですね。これまでの事や現状を、手紙に綴って家に届けてもらう事にしました。それと、塩が一リーブル入る壷を用意し、海水塩10壺・藻塩6壺を魔法の道具袋に入れ、父上の下に届けさせました。トリステイン・ガリア・アルビオン王家とドリュアス家・ヴァリエール家・モンモランシ家に一壺ずつです。残りは全て、タルブ行きですね。

 後心配なのは、情報の漏洩ですね。村や作業員には、この塩田を低効率かつ超低コストの塩田と説明しています。低効率による量を補うために、大規模化していると説明しました。テストの時も、あえて作業員たちに同席させて、魔法を使う事により堂々と誤魔化しました。ばれる可能性があるのが、第一風車の海水の汲み上げ量ですが、こちらは信頼できる守備隊のメイジしか知らない情報なので、軽い口止めだけで問題無いと判断しました。実際の製塩量は魔法の道具袋と、倉庫で誤魔化すしかありません。



作業開始1週目
 管理棟と従業員寮が完成しました。派遣されたメイジ達の中に「牢獄が完成してしまった」とか言っていた人がいましたが、ソンナコトナイヨ。アンリ達が家具・事務用品の運び込みに、四苦八苦していました。

作業開始3週目
 海から海水を汲み上げる、第一風車が全基完成しました。流下盤の《錬金》の気分転換でしょうか? 時々クリフ達が、流下盤設置場所の水平出しの作業をしていました。思ったより手間取り、当初のスケジュールから遅れ始めました。この遅れを、早く取り戻さないと……疲れた。

作業開始4週目
 第一枝条架に海水を汲み上げる、第二風車も全基完成しました。手伝いの人達も作業に慣れて来たのか、作業スピードがだんだん速くなってきました。しかし残念ながら、遅れを取り戻せるまでには至っていません。……平均睡眠時間4時間切りそう。

作業開始6週目
 第二枝条架に海水を汲み上げる、第三風車が全基と枝条架の樋が完成しました。これで
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