暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第34話 塩田設置作業?二十四時間働けますか?
[6/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なのが、私とクリフが土のラインメイジである事です。クリフが苦労したと言う事は、土のドットメイジでは流下盤を《錬金》出来ない可能性があるのです。ドリュアス家で抱えている、ラインクラス以上の土メイジの数は、私と父上含め片手でお釣りが来てしまうのです。私、父上、ガストン、クリフ……以上の4人です。となると、必然的に私とクリフが地獄を見る事に……考えたくありません。

 次はドナが作業する内容です。

 ドナには私と一緒に考えた枝条架の形を、麦藁を編んで形にする作業をしてもらいます。枝条架の台や樋は、私が風車とセットで担当し形にします。ドナに向く作業とは言えませんので、近くの村から手先が器用な者を雇ってドナが監督する形です。後は私のサポートですね。

 最後に私がする作業です。

 私がする作業自体は、既に殆ど終わっていたりします。それと言うのも、大体の部品は家で作成済みだからです。簡易風車と手押しポンプは組み立てだけで、釜屋の方も手間なのは建物のみです。終わりしだいクリフと合流ですね。


 作業はつつがなく進みました。私の作業は予想より早く、翌日の中に終える事が出来たのです。組み立てるだけとは言え、もっとてこずると思っていました。建材を翌日朝に用意してくれたアンリに感謝です。そして《探知》は、本当に素晴らしい魔法であると言う事です。《探知》で位置情報も割り出せるので、わざわざ測量する手間が無いのがありがたいです。

 その次の日からは、地獄が待っていました。只管……ただ只管に、《錬金》で流下盤を作る日々です。3日で鬱になるかと思いました。予定通り終わって、本当に良かったです。終わった後に、クリフの目が虚ろだったのが怖かったです。刺されるかと思いました。流下盤の設置作業の方は、外での作業である事と少し見回せば成果が見て取れるので、精神的に追い詰められるような事はありませんでした。……ただ、まだ本番じゃないんですよね。作業量が何倍か、怖くて計算出来ません。定期的に休みを入れれば大丈夫かな?

 それと、問題が発生しました。それは近くを飛び回る海鳥達です。流下盤の上に糞が……。思わずエア・カッターぶっ放しました。隣でドナが固まっていましたが……私は悪く無いと思います。迎撃用のガーゴイル(鳥型)を、大量に用意してあげます。オボエテロヨ。それまでは、デッカイ目玉の案山子で誤魔化すしかないですね。その後何故か、皆が私から距離をとるのです。……ワタシワルクナイヨ。

 後にドナが「うつろな笑いを浮かべながら、偽目玉を吊るし始めたギルバート様は本気で怖かった」と語っていました。……放っておいてください。

 枝条架の実験の方は、問題無く終了しました。海水の濃度も《探知》で一発なので、実験自体も楽に出来ました。採用した編み方を、雇った者達を講
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ