暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第34話 塩田設置作業?二十四時間働けますか?
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には竹を何処かから発見して、取り替えてしまいたいですね」

 私はそこまで話すと、アンリは頷きました。

「人手を揃えるには……」

「解っています。父上から一次資金として、5千エキュー程預かって来ています」

 私の言葉に、アンリは頷きました。村人達を動員すれば、なんとかなるでしょう。雇用形態は、1個作ったらいくらの内職に近い形が理想です。近くの村や町も巻き込まなければ、間に合いそうにありませんが……。

「物流の方は、如何なっていますか?」

 次の質問をすると、途端にアンリの顔が曇りました。

「正直に言って、芳しくありません。魔の森解決の報は、ガリアにも届いています。今までは森をこれ以上広げない為に、物資の流れを止めない様にガリアも協力していました。ですが、脅威が去った事によりガリアでは、物流の税金を上げようと言う流れがあります」

 あいたたた。それは不味いですね。ですが想定の……。

「それと、塩田の事ですが、ガリア側は既に把握しています。近々、塩に高い税金(通行税)をかけられる筈です」

 ……範囲外でした。恐らく父上の対外工作が裏目に出ましたね。上級貴族がガリアのご機嫌取りにの為に、ガリア高官にこの事を密告したと見て良いでしょう。その他の物資に関しては、税金が上がるのは想定内ですが、塩の税金(通行税)が高いのは不味いです。最悪物納にされて、輸送中の塩を大量に取り上げられてしまいます。現時点で向こうに漏れていると言う事は、もう間に合わないですね。輸送ルート上の領主達は、ガリア国王が父上に便宜を約束する前に対策をとるでしょう。

「それは……不味いですね」

「はい。ガリア側の塩輸送ルートは、もう使えないと見ておいた方が良いですね。絞れるだけ絞りとられるのがオチです」

「そうですね。輸出入なら交渉のしようもありますが、輸送では向こうを引かせる理由がありません」

 私は頭を抱えてしまいたい気分になりました。他の輸送手段は、オースヘムとフラーケニッセを海路で結ぶか、空路による輸送しかありません。海路空路に関わらず、船を借りると莫大なコストがかかってしまいますが、それを加味しても船の方がお金になる可能性が高いですね。……いや、後々のアルビオン交易を考えれば、いっそ(空を飛ぶ方の)船を購入してしまう手もあります。扱う積み荷が塩なら、十分に黒字を期待出来ます。

 次に帰った時に、父上に進言してみますか……。コストが怖いけど、損を出さない唯一の道の筈です。最悪の場合は、魔法の道具袋で何とかするしかないですね。

「解りました。塩の流通に関しては、こちらで手を打ちます。生活必需品などの税金の方は、如何なのですか?」

「そちらの値上がりは、今のところ想定の範囲内です。塩と違って流通管理が
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