暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第33話 さあ領地改革だ!!でも人手が足りない!!
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合が入った様です。現在サムソンさんが打った武器は、(市場に流せば)ハルケギニアで他の追随を許さない高品質を誇っています。剣を志す者なら、のどから手が出るほど欲しい一品なのです。ある意味この反応は、当然と言って良いでしょう。

 私はそのまま廊下に出て、自室に向かいました。風車の製図の続きをする為です。

 ディーネとアナスタシアには悪いですが、実は書類仕事で2人には期待していません。2人には頑張っている所を母上に見ていただき、母上の心的負担を軽減してもらうのが狙いです。メンタル面は、身体に大きく影響を与えますから。

 実際の作業負担の軽減は、選出された使用人達に期待しています。まあ、戦力になってくれるに越した事は無いのですが、2人の年齢を考えれば無理でしょうね。実は罰も与える気も初めからありません。その為に罰の条件を、“教育を無駄にしたら”にしたのですから。



 父上が帰って来てから、5日の時間が経ちました。

 私の作業工程は、風車設計図の引き直しが終わり、手押しポンプの弁の型作りに入った所です。全て終わったらプロトタイプを作り、実際に稼働して不備が無いか見なければなりません。そこまで終わったら必要な部品を作って、オースヘムに向かいます。

 その日の夕食の席で、突然父上が口を開きました。

「ドリュアス家で問題になっているのは人材不足だ。この弊害を少しでも軽減する為に、各部署の連携を強化しておきたい。そこで守備隊長とマギ商会代表を呼んで、一度徹底的に話し合いたいと思う。また、ドリュアス領の青焼図を、信用おける者とは共有しておきたい」

 なるほど。父上の言いたい事は良く分かります。現状で人材不足は、死に至る病と言って良いでしょう。青焼図の共有は、人材が育つまで持たせる抗生物質と言った所ですか。

「信用おける者とは、どの程度の立場の者を指すの?」

 母上が父上に質問をしました。確かにその通りです。抗生物質の投与は、適量行わないといけません。この場合過剰投与は、敵に手の内をさらす事になります。

「取りあえず、守備隊長とマギ商会代表までだ。後は話し合いの場で、決定しようと思っている。私個人の意見としては、旧ドリュアス領(ドリュアス、タルブ、クールーズ)出身の幹部達までと考えている」

 ……妥当な所ですね。

「私は良いと思います。それ以上広まらないように、厳重に注意しておく必要がありますが」

 見ると母上も頷いています。ディーネとアナスタシアも頷いていますが、本当に分かっているのですか?あなた達は……。まあ、今は分かっていなくとも、いずれ分かってくれる事を期待します。

「では、3日後のヘイムダルの週ダエグの曜日に、会議を開催する」 

 父上のが高らかにそう宣言しました。会議
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