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生きるために
第五話 日常での異常
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「女?」

視線を全体に焦点を合わせ八神の体を見る事数秒。
結論

「───はん」

「は、鼻で笑いおったな!? やっぱり男は乳か!? 乳なんか!? ちくしょう! フェイトちゃんといいなのはちゃんといいすずかちゃんといい周りで急成長しおって……! フェイトちゃんはまだ外人系やから許せるけどあの二人の乳遺伝子はどういうことなんや……!? それに別に私の胸はそんなに小さいってわけやないんやでこんちくしょーーー!」

「はやて。スコールがかなり引いてるからどうどうっ。リィンもちょっと手伝って。はい電気マッサージ冷凍風〜」

「ひょーーーー!? し、心臓が止まる! 止まる! 私の鼓動が刻むビートが止まる……! あ、あ、リィン! 手足から徐々に凍らせるのももっとあかん……!」

「止せ、ハラオウン、ちびっこ。こんな事で現代社会に一石を投じてどうする」

「ちびっこじゃないですーーー!」

自分のマスターを凍らせていたちびっこは何故かこちらの頭に乗ってペしぺしと叩き出す。
はっきり言って全然痛くはないのだが

「重いからどくんだちびっこ」

「お、女の子に向かって重いとはなんですか!? そういう事は言ってはいけないってはやてちゃんが言ってました!」

「やかましい。ちびっこをちびっこ言って何が悪いという。そんなに言うならそこのハラオウンみたいなナイススタイルになってから出直せ」

おうぼーですーー!? という叫びは無視する。
それにクスクス笑う保護者二人。
ハラオウンはともかく八神はそのアフロになっている頭と両手両足の凍った箇所を温めてから笑えよ。

「いやはや……何だかんだで人見知りの激しい私らの末っ子と仲がよろしいやんか? 子供に好かれる性質?」

「いや全く覚えがないが?」

『ですが、これはデバイス不倫ですマスター!? 私の穴という穴を弄った癖にロリコンに転向とは……! 年上は駄目なんですか!? おうふっ! わ、私を振り回すとは……! ふ、振り回されるだけの女じゃないんですからね!? うえっぷ』

「これは問題外だから気にするなよ?」

このキチガイデバイスは規格外なのだからと指に引っかかって振り回されているハティがわざわざ音声でえろえろえろなどとほざいている。

「まぁ、とりあえずやるだけやるという方針か。あんまりああいう舞台は好きじゃないんだが……仕事に私情を持ち込むのもどうかと思うしやるしかないか」

「っていう事は引き受けてくれるん?」

「おうよ」

覚悟は一瞬。
振り回していた十字架を手の中に握りしめ

「便利屋スコール&ハティ。この依頼、確かに引き受けた」







「とまぁ、決め台詞はかましたけど現実はまずエントリーから
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