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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第32話 もっとエグイ?塩爆弾の恐怖!?
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は殆ど私の案だし、手形の件も案を出したのはアズロックでは無かろう」
「なに……。ドリュアス侯爵には、そのような知恵者が部下に居るのかね。機会があれば、是非紹介してもらいたいな」
国王が笑いながら聞いてきたが、私は笑ってごまかしておいた。塩田設置で負担をかけているのに、これ以上の負担をかける訳には行かないだろう。
帰ったらギルバートとシルフィアに、なんて言い訳しよう。
−−−− SIDE アズロック END −−−−
こんにちは。ギルバートです。月も変わって、ようやく父上が帰って来ました。私は我慢出来ずに、早速王都の話を聞きに行きました。
「父上。借金の件は如何なりましたか?」
「早速だな。だが、同じ話を何度もするのは面倒だ。全員を執務室に集めてくれ」
「はい」
私は元気良く返事をすると、早速家族全員に集合をかけました。
一番最初に執務室に来たのは私でした。遅れて母上、アナスタシア、ディーネの順に、執務室に来ました。父上が一番最後です。
「待たせたな。今回の収穫について今から話す」
父上が口にした話は、概ね上手く行った事を示していました。公爵から引き出した資金80万エキュー利子年3分。大公から引き出した資金60万エキュー利子年5分。免税期間の3年延長に加え塩の取引権取得。聞く限り大成功の内容です。手形の件の様に、まだ結果が出てない物もありますが、ディーネとアナスタシアは凄く喜んでいました。しかし、私と母上は素直に喜べませんでした。
「アズロック。塩の取引権の取得についてだけど……」
母上が思わずと言った感じで、父上の声をかけました。
「解っている。取引権を取得したと言う事は、塩の取引に責任を持たなければならないと言う事だ」
「父上。それは……」
場の深刻な雰囲気を察したのか、ディーネとアナスタシアが黙りました。
「対策はちゃんとある」
父上がそう言いながら、何故か私を見ました。何か……物凄く嫌な予感が……。
「ギルバート。出発前に、塩田の話を覚えているか?」
実は出発前に、父上から限界まで塩田を設置したらどうなるか冗談交じりに聞かれました。その時私は、オースヘムに20アルパン超の土地が使えると答えています。しかしその時の話の結論として、王家が黙認できる生産量を逸脱しているとなりました。出発前にした、ただの軽口だったはずなのに……。
「……まさか」
「察した様だな」
「塩田に当てるのは、4アルパンのみで……」
私は認めたく無くて、首を横に動かしていました。完璧にオーバーワーク決定です。と言うか、死にます。過労死です。本気で勘弁してください。
「出発前に言っていた20アルパ
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