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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-31 storage of Rinya
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の。実際に触れなかったけど色もなかったけど、とてもきれいに感じた。
「なのは、大丈夫? さっきので具合悪くなったりしてない?」
「うん、大丈夫。でも、どうしてこんなところに?」
「それは……あそこに燐夜とそのお母さんがいるからだと思うな」
そう言ってフェイトちゃんは、モノクロの中の景色の先を指差した。確かにその先にはあの二人がいる。そういえば――――
「フェイトちゃん、燐夜君は最初は名字が違ってたんだ」
「……どういうこと」
「さっきの部屋の中で見たの。あのお母さんが管理局から表彰を受けてたのを。その名前は、ミサ・アラカワ」
「……アラカワ」
「うん、多分荒い川って書いて荒川だと思うんだ。だけど――――」
私の話は最後まで続かなかった。フェイトちゃんがいきなり大声を上げたからだった。私もその声につられて、フェイトちゃんから目を離してフェイトちゃんが見ている方を向く。そして、私は声を失った。
いきなり、燐夜君のお母さんが倒れていくのだ。でも病気ってわけじゃなかった。頭を固いもので殴られて意識を失ったようだ。その隣では、燐夜君が襲ってきた人たちを睨みつけていた。でもまだ幼い子供。すぐにあしらわれてそのままどこかに連れ去られていった。
しかも、車ではなくて魔法陣で。転移だ。
さらには信じられないことに襲った人たちの中にプレシアさんがいた。不安に思ってフェイトちゃんを見るけど、案の定ショックを受けていた。でも、その場に崩れ落ちるようなことはなかった。後で謝るんだって申し訳なさそうにしてたけど、大丈夫そうだったの。
そしてまたぐにゃって視界が歪む。二回目ということもあって慣れたのか問題はなかった。
今度はどこかの研究所みたいなところだった。病院でよく見るような手術台の上に燐夜君は寝かせられて、黒いベルトで体を台に固定されていた。
燐夜君の体は傷だらけで目の焦点も定まっていなかった。見ていられなかった。
フェイトちゃんは、手を握りしめて何かに耐えるように歯を食いしばっていた。ここで私は思い出した。今いるところは、夢みたいなところの中だということを。だから、今周りにいる研究員に攻撃しても当たることなくすり抜けるだけだ。
でも、でも、燐夜君の苦しむ姿は見たくなかった。周りの人たちが燐夜君に次々と何かを注射して、体を切り裂いて何かを組み込んで……ダメ、体が震えてきた。いつも私たちの前に笑いこそはしなかったけど、優しくいてくれていた燐夜君がこんな目に遭っていたなんて信じられなかった。
どうすればいい? 一体どうしたらいい? 私は何をすればいいの?
……いや、来ないでっ! 私を覆わないで! 私は逃げない! 燐夜君がひどい目に遭ってたなら、私もその苦しみを共有するんだ。だから、
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