参ノ巻
陸の魚
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となく、ゆっくりと近づいてくる。
「・・・はまだ知らんのか」
「そのよ・・・」
「しかしそ・・・いい女だったかねぇ、あれが。俺には全く・・・きん」
「ふん。目も悪いんだろうよ。あのザマを見ても父上は考えを変えないのか?」
「見る目がないところは似たんじゃないのか?」
「全くだ。笑えもせん。ところで死体はどこにいったんだ?」
「まだ見つかってないらしいぞ」
「見つかってないって・・・運んでいる途中に消えたんだろ?そんなことあるか?」
「あるもないもあったんだから仕方ないだろう」
「それにしても前田もよくここまで隠し通したものだよなぁ。こんなこと高彬が知ったら」
止める速穂よりも僕の方が一瞬速かった。僕は障子を手加減なく叩き開くと、驚きで声も出ない義兄上達の前でゆっくりと笑った。
「その話、詳しくお聞かせ願いたい」
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