青い春
拾壱 春一番
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ようにはしているが、鼻の穴が大きく広がり、ムフームフーと息が荒く上気している。
「え、ひ、日向さん…」
「…う、うん!今年の新入生は素晴らしい!よし、早速練習開始だぁ!」
意味不明に大きく頷くと、日向はグランドへとウォーミングアップに駆け出していった。
藤次を初めとした他の部員達も、意気揚々とそれについて駆けていく。
「え、ちょ、お、俺らの自己紹介はァ!?」
後には鼻歌を歌って上機嫌な真理と、放っておかれた青葉達が残った。
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