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平凡に
第五章
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から工事現場に入った彼は幸せに過ごした、そこに金や権力よりも遥かに素晴らしいものを見ているからこそ。誇りとそしてだった。
 その日の仕事が終わってからだ、皆この日も居酒屋で飲んでいた。そこで彼は明るい笑顔でビールを飲みながら言った。
「皆と一緒にやり遂げるっていいですよね」
「ああ、汗水流してな」
「それがこの仕事の醍醐味だよな」
 周りの面々も明るい顔でビールを飲みながら応える。
「これがいいんだよな」
「もうな」
「本当にな、そう思うよ」
 こう話してそしてだった、秀翼はビールをまた飲んで語った。
「このことも最高ですから」
「頑張ってくれるか」
「そうしてくれるんだな」
「はい、是非」
 満面の笑顔での言葉だった、今彼は最高の幸せを感じそのうえでこの仕事に確かなものを感じてこれからもと違うのだった、仲間と共に味わう達成感に最高のものを味わいつつ。


平凡に   完


                      2013・6・27
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