第9話 結成!地球防衛軍 番長組
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【ば、馬鹿な! 俺様の鉄球が! えぇい、こうなりゃこれで蜂の巣になりやがれ!】
ならばと、もう片方の腕に取り付けられていた巨大なガトリング砲を連射した。一発一発が弾道ミサイル並の威力を誇る弾丸を連続で発射してきた。しかし、それをイインチョウは上空に飛翔して回避する。されど、その回避はボウジャク星人には予想していた。
【馬鹿め、これでお陀仏だ!】
背中に装備していた誘導式ミサイルが火を噴く。上空に飛んだイインチョウ目掛けて無数のミサイルが跳び立ったのだ。
これでボウジャク星人の勝利は確実の物だと思えた。
だが……
【甘い、ジャスティス・ショット!】
イインチョウの腰にマウントされていた小型の拳銃が火を噴いた。
両手に持ち、狙いを定めて寸分の狂いもなくミサイルを全て打ち抜いていく。
そのついでに残っていたガトリング砲と背中のミサイル発射装置、後ついでに腰にマウントしていたき○この山も打ち抜いてしまった。
【ひぃぃっ! つ、強すぎる……俺じゃ勝てねぇぇ】
【ボウジャク星人! 貴様は宇宙法第785状を違反した! よって、刑法に基づき貴様を逮捕する!】
イインチョウの口から、宇宙刑法と言う聞き慣れない言葉が発せられたかと思うと、今度は手錠を取り出し、ボウジャク星人の両手に取り付け出した。どうやら、イインチョウはバンチョウ達の様に只喧嘩をする様な輩ではないようだ。
それから数刻した後、一隻の巨大な宇宙船が上空から飛来してきた。
其処にはでかでかと『宇宙警察太陽系支部』と書かれていた。
【ご苦労様です、ジャスティス・リオン巡査】
【後の事は宜しくお願いします】
【お任せ下さい。あいつは札付きの悪党ですからね。宇宙警察本部にて裁判を行い、その後で刑が執行されますよ】
部下と思わしき同型のロボット達に連れられて、ボウジャク星人は宇宙船に搭乗して宇宙へと飛び去ってしまった。脅威は去った。
突然現れた正義の使者を自称するイインチョウの手により、番町は、そして日本は守られたのであった。
だが、彼は一体何者なのか?
そして、彼はバンチョウ達の味方と成り得るのであろうか?
それらについては、また後に語るとしよう。
つづく
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