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勇者番長ダイバンチョウ
第9話 結成!地球防衛軍 番長組
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のも頷ける。
【あんたさぁ、もうちょっと啖呵を考えた方が良いんじゃないのかい?】
 すると、上空から紅燕でやってきたスケバンチョウがそう告げた。
 他人に自分の啖呵を指摘されて少し恥ずかしいのかバンチョウが鼻っ柱を掻いていた。
【るっせぇ、啖呵ってなぁ頭で考えるもんじゃねぇ! 魂で叫ぶもんでぃ】
【だったら尚の事少しは頭を使って啖呵を切りな。それじゃ丸きり馬鹿って言ってるようなもんじゃないのさ】
 茜の言う通りであった。流石に場の空気に居た堪れなくなったのか、即座にバンチョウは数歩前へと躍り出る。
【と、とにかくだ! てめぇら、覚悟しやがれよぉ!】
【な、何か調子狂うが、構わねぇからやっちまえぇ!】
 半ば話が反れてしまったが、そんな事お構いなしにゴクアク星人達が攻めて来た。空気を読んでくれてとても有り難い敵だったりする。
 が、そんな敵に一切情けも容赦もなしに返り討ちにしていく番長組。
 本来ならば戦闘の場面を事細かく記載しておきたかったのだが、生憎の事今回攻めて来たのがゴクアク星人のチンピラ、即ち雑魚キャラだった上に番達が只殴る蹴る等の場面を見せてしまい本来の勇者小説とは180度違った作品になってしまう恐れがあるので割愛させて頂きます。
 決して記載が面倒だった訳でも展開が思いつかなかった訳でもないのであしからず。
【へっ、何でぃ! 大した事ねぇ雑魚のチンピラじゃねぇか】
【ホンマじゃのぉ! これじゃ片慣らしにもならんわぃ】
 流石にあっさりと倒してしまったが為に力を有り余らせてしまったらしい。
 元気の良い事である。が、そんな矢先の事であった。
【大変だ皆! さっき連絡があって、別のゴクアク組が日本の番町に攻めて来たらしいんだ!】
【何だとぉ!】
 どうやら囮作戦に引っ掛かってしまったようだ。アメリカ地方にチンピラを集めておき、其処にバンチョウ達を誘き寄せる。その隙に本隊で日本を侵略すると言う手筈だったようだ。
 その作戦にバンチョウ達はまんまと引っ掛かってしまったようである。
【すぐに日本へ向う。早くスカイ番長に戻ってくれ!】
【番、あたぃは一足先に戻ってるよ! 今から間に合うかどうか分かんないけど、やるだけやってみるさ】
 スカイ番長に乗り込むバンチョウ達を他所に、茜ことスケバンチョウは上空を旋回していた紅燕とドッキングし、一足先に日本へ戻る事にした。
 だが、幾ら紅燕がマッハのスピードで急いだとしても相当時間が掛かる。下手すると番町が壊滅してしまう恐れすらあるのだ。
(頼む、間に合ってくれよぉ)
 祈る気持ちで番はスカイ番長の中に入った。




     ***





【ガッハッハッ! ダイバンチョウの居ない日本なんぞ赤子の手を捻る位に簡単に制圧出来るわぃ!】
 そ
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