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勇者番長ダイバンチョウ
第9話 結成!地球防衛軍 番長組
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「な、何で知ってるんだよ?」
「そりゃおおっぴらに戦ってりゃ普通はばれるって」
 茜の言う通りだったりした。実際さっきからバンチョウ達は怪しまれないように黙っていたが、既にバレバレだったようだ。
 しかし、古今東西此処まで早くに勇者達(?)の正体がばれたのってこの作品が初ではないだろうか?
 等と疑問を持つかも知れないが其処は黙っておくとしよう。
【君達を集めたのは他でもない。その力を用いて世界を攻撃している侵略者達と戦って欲しいのだ】
「ちょいと相談して良いか?」
【手短に頼むよ】
 男から了承を得た後、番達は一度集まって小声で相談する事にした。
 事は結構重大そうだ。下手な答え方をするとこのまま施設送りになりかねない。
 まぁ、なったとしてもこいつらなら問題なさそうなのだが、其処は勇者ものらしく振舞って欲しい昨今でもある。
(どうする?)
(別に良いんじゃないのかぃ? あたいは別に断る理由とかないし。スケバンチョウもノリノリみたいだしねぇ)
(だな、バンチョウやドリル達もやる気みたいだしなぁ)
 チラリとビークル形態のバンチョウ達を見る。其処ではやる気充分なメンバーが暴れたい気持ちを必死に抑えているのが見て取れている。
 それに、別に悪い相談じゃなさそうだ。だとしたら断る理由は特にはない。
「分かった。あんたらの条件を呑んでやるよ」
【感謝する。では、了承してくれた君達に我等国連からの少しばかりの贈り物をするとしよう】
「贈り物?」
【まず一つ目はこれだ】
 突如、映像が切り替わった。映ったのは上空から映された絶海の孤島。其処から映るのは自然でカムフラージュされた軍事基地の様な物であった。
 地上には木々や小川など、自然の産物が立ち並んでいるが、その遥か地下には物凄い科学の結晶とも言える巨大な施設が出来上がっていたのだ。
【これは、今君達の居る島。我等国連が兼ねてより無人島を密かに改造して作り上げた場所なのだ】
「すっげぇ……」
【実はこの島には私が直々に名前を考えていてなぁ、その名を―――】
「おっし、今日からこの島は『バンチョーベース』で決まりだ!」
【ゑ?】
 自信満々に名前を披露しようとした矢先に番が真っ先に名前を決めてしまった。その事実に大層ショックを受ける男。
 まぁ、そんなこんなでこの場所は今日からバンチョーベースと命名されたようだ。
【ま、まぁ良いだろう。続いては君達を大空へと運ぶ品だ】
 続いて映ったのは巨大な輸送機だった。そのシルエットは間違いなく、あの時番とバンチョウを誘拐したそれと酷似していた。
「これは、あの時の!」
【我等国連が総力を結集して作り上げた大型輸送船。その名も―――】
「よし、今日からあれは『スカイ番長』だ!」
【あふん……】
 またして
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