第十三話 シンの『決意』
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ハ『スカッ!としよう。』
頭の中でナツたちの声がした。
「スバッ!」と言って、「スカッ!」とする。
「ズバッ!」と言って、「スカッ!」とする。
「ズバッ!」と言って、「スカッ!」とする。
・・・うん。大分落ち着いてきた。ナツとハッピーに感謝だな。俺はゆっくり目を閉じると、緑色と赤茶色の石のブレスレットを外した。
ボワワワワワァン。
白い煙が俺の体を包み込む。
ウォ「な、何だぁっ!?」
エル「煙!?漢だっ!!」
ジェ&ド「意味分かんねぇよっ!!」
カ「ゲホッ!ゲホッ!いきなり何なのよっ!?」
マ「グェッホ!グェッホ!」
ミ「マスター、大丈夫ですか?」
皆突然の煙にパニック状態になっている。そして、煙が晴れると、そこには『子』の姿になった俺がいた。が、
ナブ「ね、ねね、鼠だぁーーーーーっ!!!」
レ&リ「ひぃぃぃっ!!」
ジュ「グレイ様ァ〜、鼠がいます。ジュビアこわぁ〜い♪」
やっぱり、足元に鼠がいると誰でも驚くよな。
ガ「ったく、たかが鼠一匹でキャーキャー騒ぐんじゃねぇよ。こんなの踏み潰せばいいだけじゃねぇか。」
ガジルが足を上げて、俺目掛けて足を振り落としてくる。体が小さいから、ガジルの足が象の足のように見える。俺は小さな手足を動かしてその場から素早く走り去る。
ガ「ちっ。」
ガジルが小さく舌打ちしたのが聞こえた。俺が逃げた先にいたのはラクサス。ラクサスは俺を見下ろすと、黙って足を上げて、俺目掛けて足を振り落としてくる。ガジルの足よりも大きい。まるで恐竜の足だ。俺はまた小さな手足を動かしてその場から素早く走り去る。その後も、リーダスやビジター、キナナやアスカちゃんに踏まれそうになりながらも俺はナツの足を伝って、足から腰、腕、肩、最後に頭の上に上った。すると、
ボワワワワワァン。
また白い煙が俺の体を包み込む。
ア「また煙!?」
ビ「もぅ!何なのよぉ〜!」
ラ「ケホッ!ケホッ!」
マッ「ゴホッ!ゴホッ!」
そして、煙が晴れると、そこにはナツの上に馬乗り状態になっている人間の姿の俺がいた。
ナ&ハ&ル&グ&エ&ウェ&シャ&シ以外「えっ?」
ナ「い、いってぇ〜・・・」
シ「あ、悪いナツ。」
俺はナツから下りる。ナツから下りた俺をエルフマンが青い顔で指差すと、
エル「お、おいシン・・・お、お前、今どこから・・・」
レ「ていうか、さっきナツの頭の上にいたの鼠だよねぇ!?」
エバ「てか、その鼠はっ!?」
皆辺りをきょろきょろ見回して鼠を探す。でも、
ビッ「どこにもいねぇな。」
ベ「いねぇな。いねぇな。」
フ「ど、どうな
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