暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜紅き剣聖〜
一部 浮遊城アインクラッド編
紅と黒の衝突
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俺の手の中には今、《蘇生アイテム》が握られている。
目の前ではキリトが剣を構えている。
「悪ぃな、キリト………お前にコイツを渡す訳にはいかない!」
傍観者達(サキとアスナ)は何を考えているかは知らないが、無駄な戦闘は避けたいと思っているが。
「だったら殺して奪う!!」
キリト君の剣が血色の光を纏い、物凄い速度で赤い閃を描きながらソウスケ君へと吸い込まれていく。
「ソウスケ君!!」
サキの声だ。
「ちぃっ…………!!」
一瞬、反応が遅れたが紙一重で避ける。
キリトのヤツ、本気で殺すつもりらしい。
「………………サキ!!!!」
俺はその名を叫び、《蘇生アイテム》を投げ渡す。
「ぇ…………これは?」
「《蘇生アイテム》、預かってろ」
そう言って俺は刀を構える。
「ち、ちょっとねぇ………!」
アスナが俺を睨む。
「………黙ってろ、気が散る…………そうだろう、キリト?」
「…………………」
キリトは黙って頷く。
「………………キリト君…………………」
アスナの声が、死闘の合図となった。

「はぁぁぁぁっっっ………………!!」

「うぉぉぉぉっっっ………………!!!」

二人の剣がぶつかり合う。




聖夜の夜は、まだ明けない。
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