第5話 =ギルド黒猫団=
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「うおぉぉぉ!!」
俺はモンスターをさらに斬りさく…
が、次はテツオがモンスターの攻撃を喰らってしまい消えていく…
それを見てしまったササマルも槍で攻撃するが聞いていないらしく吹っ飛ばされ同じく消えていく…
「ササマル!テツオ!!」
俺が…もっと警戒心を張っていたら…
「あぁぁぁぁぁ!!!」
叫び声とともにモンスターをどんどん殲滅させていく俺…でも…
…サチ!サチは!?
「キリト!!」
サチは自分の武器で相手の攻撃を防いでいた。
「邪魔だぁぁあぁぁ!!!」
俺は次々とモンスターを切り裂きサチに手を伸ばす…
同じくサチも手を伸ばすがそれが隙となってしまった…
後ろでは攻撃をしようとモンスターが振りかぶっていた
「っ!?サチィ!!」
「っ絶風刃!!!」
すると聞き覚えのある声がし、そこから風の刃が飛んできた。
その刃はサチを襲おうとしていたモンスターを一発で倒し、奥のほうのモンスターにもダメージを与えていた。
「…はぁ、はぁ…大丈夫か…サチ、キリト…」
その正体は片手で大剣を扱うリクヤだった…
―リクヤSide―
なん…とか…間に合った…
「まずはここを突破するぞ…」
「でも…テツオたちが…」
サチのその泣きそうながらも出した言葉に俺は俺の中で何かが切れた音がした…
こいつらが…俺の仲間を…!
「うぉぉぉぉぉ!!!」
それから何があったのかは覚えていない…
気がついたらモンスターは全滅、生き残っていたのは、俺、キリト、サチの3人だけだった。
体力ゲージはほぼないに等しい状態まで減っていたらしい…
それをケイタに言いにいったらやはり散々キリトと俺は言われていた。
お前らビーターが俺たちにかかわらなければ、とか…な…
そしてそのままアインクラッドから飛び降りることでの投身自殺…
そしてリーダーのいなくなったギルド・黒猫団は解散となってしまった。
「俺はすべてを守るって決めたんじゃないのかよ…!!」
俺は無意識に地面を殴っていた…
俺がもう少し早く追いついていれば…自分の用事なんかよりギルドにおれば…
「リクヤ…」
サチが慰めてくれるが一番つらいのはサチだろう…
仲間をすべて目の前で失ってしまったんだから…
「ごめん…一番つらいのはサチなのにな…」
サチはそれに首を横に振って答える…
「……キリトは?」
「先に行ったよ…また攻略に戻るみたい…」
でも、その攻略もソロなんだろうな…きっと…
「そう、か…サチはどうする?」
「私は…行く場所もなくなっちゃったし…」
そう、サチは無理に笑って見せた…
ここで俺は1つの案を思いついていた…
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