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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第41話 ティアナの迷い
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「これがあの事件の真相よ………私がいけないの。狙われているって分かっていたのに油断して捕まった挙句バルトを間違った道へ進めてしまった………もしあそこで私がバルトを拒絶しなければバルトマン・ゲーハルトは生まれていなかったのかもしれない………結局私はあの時大事なものを2つ失ったわ。お父様とバルトをね………」
そんなカリムの悲しそうな顔を見て誰も返す言葉が無かった。
しかしそんな中、1人だけカリムに声をかけた人物がいた。
「じゃあバルトマンに会おうよ」
「ちょっと、ヴィヴィオちゃん!?」
いきなりそんな事を言うヴィヴィオになのはだけでなくはやてやフェイトも慌てた。
「だって悪い事して喧嘩したら謝るのが1番だよ!!なのはお姉ちゃんとバルトだって喧嘩したら戦ってその後謝るんだよ。戦って謝ればスッキリするよ!!」
「何やその物騒な仲直り方法は………」
「なのはのオハナシだね………私もそれで仲良くなったけど、世間から見たら危ない人だよね………」
「私だって普通にお話して仲良くなりたいよ?でも最初会ったときのフェイトちゃんやヴィータちゃんはみんな聞く耳持たないから………」
「だから先ずは痛めつけてから………」
「恐ろしいわ………バルトさん見つけて正解やな………」
昔のなのはの所業を思い出しながら呟くフェイトとはやて。
「なのはおねえちゃん流石だね!!」
「それ誉めてるよね!?」
そんななのはの言葉に皆笑い合う。
「でもそれで仲良くなるよ?だから先ずは会って謝るべきなんだよ!!あの時はごめんなさいって」
そんな迷いのないヴィヴィオの真っ直ぐな言葉。
「謝るか………そうね、先ずはそれが最初よね………でもまた会えるかしら………?」
「会えるよ!!バルトに連れてきてもらおう!!ヴィヴィオも協力する!!」
自分が狙われていたも事などすっかり頭から飛んでいたヴィヴィオ。
「ヴィヴィオちゃん!?ヴィヴィオちゃん狙われてるんだよ!?」
「大丈夫、バルトもいるし、なのはお姉ちゃんやみんながいるもん」
「そうだけど………」
「………まあヴィヴィオちゃんの言う通りや。悪いと思ったらちゃんと謝る。それって1番大事な事や。………こうなったら私も協力するしかないやな………」
「はやて………」
「そうですね………私も協力します」
「フェイトさん………」
そんな皆がヴィヴィオの声に賛同したのを聞き、1人渋っていたなのはも大きくため息を吐いた。
「分かったよ。じゃあみんなでバルトマン・ゲーハルトを捕まえよう!そしてカリムさんと合わせよう!!」
拳を込めて力強く言うなのはに皆が頷いた。
「ありがとう、みんな………」
そんな皆にカリムは深く頭を下げたのだった……
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