第一章
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ちょっといいかな」
「ニャア?」
「書道してくれよ」
まずはこれを御願いするのでした。
「いいかな」
「ニャア」
たわしは猫の声を出すだけです、ですが今の光一にはわかったと聞こえました、何分必死に宿題をしている中なので勝手にそう思ったのです。人間追い詰められると時としておかしな考えに至ってしまうものですから。
それでたわしの前に墨汁を入れた硯に筆、和紙と下敷きのセットを置いてです。そのうえでこう言ったのです。
「じゃあ字はな」
「ナーーー」
たわしは寝転がったまま応えます、光一にはそう見えました。
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