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ドリトル先生と日本のお料理
第一幕 日本のお家その八

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「僕達でやっていくよ」
「何かそうしたところはイギリスにいた時と同じだね」
「当たり前じゃない、家族は変わらないんだから」
 ジップも言ってきます。
「それだとそうしたところは変わらないよ」
「そうなるんだね」
「そう、それじゃあね」
「それじゃあなんだ」
「生活のことは任せて」
 身の周りのことはというのです。
「お布団のこともね」
「そうか、それじゃあね」
「じゃあ寝よう」
 先生は皆に言いました、そして。
 ポリネシアにです、このことを尋ねました。
「ホースとオシツオサレツはどうしてるかな」
「厩もあるから」
 この広い家にはそうしたものもあるのです。
「そこで休んでるわよ」
「ううん、お家の中には入ることは出来ないんだね」
「蹄で畳が痛むから」
 だからそれは無理だというのです。
「それはね」
「そうなんだね、残念だね」
「けれどイギリスにいた時もね」
 彼等は厩の中にいたというのです、ですからこのことは仕方ないですし変わりがないというのです。このことは。
「同じだから」
「諦めるしかないね」
「そう、それじゃあね」
「ここにいる皆で寝ようか」
「そうしようね」
 こうお話してでした、そうして。
 先生はお布団の中に入って寝ました、他の動物達はその先生の周りに集まって寝ました。このことはイギリスにいた時と同じです。
 そして朝目を覚ますとです、先生は満足している顔で起き上がってから皆に言いました。
「皆起きてるかな」
「今起きたよ」
「博士の言葉でね」
「六時だよ」
 枕元に置いていた時計を手に取ればその時間でした、襖の間から淡い日差しが差し込んできています。
「いや、気持ちよく寝られたよ」
「お布団でもだね」
「よく眠れたんだ」
「ベッドの時と同じ様にね」
 そう出来たというのです。
「お布団もいいものだよ」
「そう、それじゃあね」
「これからはお布団でなんだ」
「寝るよ、じゃあ今から」
「どうするの?」
「まだ六時だけれど」
「朝御飯は」
「冷蔵庫にはまだ何もないわよ」
 ダブダブがこの事情をお話してきました。
「空っぽよ」
「ううん、じゃあどうしようかな」
「コンビニって場所に行ってみる?」
 ホワイティが言ってきました。
「そこで何か買う?」
「いつも営業している小さなスーパーだね」
「そう、そこに行ってね」
 何かを買おうというのです。
「そうしよう」
「よし、じゃあ着替えてね」
 先生はホワイティの言葉に頷きます、そうしてでした。
 お布団は自分で畳んでそうして着替えてです、皆と一緒にそのコンビニに行くのでした。しかしここでなのでした。
 先生にです、老馬が尋ねました。
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