特訓?いえいえ、遊んでいるだけですよ。
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危ないかも。
「絵里。狙いを定めて。」
「はい。」
「さやね。止めて。」
「了解。」
ここで勝負に出るよ。
「用意ができました。」
「それでは撃て。」
引き金を引きこちらからのコースを遮るものがないため絶対当たる。
私はそう思ってやっと一息つけた。
そして桜たちも撃ってきたのだが私たちの方が早かったらしい。
ドォーン。
桜たちの白旗が上がってから私たちの戦車に被弾した。
『試合終了。勝者梨華チーム。』
まぁ、危なかったけど勝てたからいいとしますか。
「梨華。勝てたね。」
「そうだね。」
「梨華。楽しかったよ。」
「こちらこそ。ところで桜。どっちのあなたがいつもの姿なの?」
どっちと言うのは『戦闘狂』と『冷静すぎる司令塔』のことである。
「さぁ〜。どっちでしょうかね?」
「教えてくれてもいいじゃん。」
「私たちが決勝トーナメントで勝っていけば当たるでしょ。その時の戦い方が私のいつもの姿かな。」
つまり私たちも勝っていくから負けるなよ。
と言ってるのかな。
大丈夫だよ。
負けることはないと思うから。
私としては桜たちの方が心配だよ。
何度も言うけど北海学園は甘くないよ。
成績自体は黒森峰女学院や白河女子高等学校には負けるけど、日本の名門三校には選ばれているんだから。
力で見れば上位三位には入っているってことだよ。
「負けないでね。私は応援できるか分からないけど。」
「任せておいてよ!」
桜たちは笑っているけど勝算はあるのかな?
今日みたいな動きならいい勝負はするだろうけど、いつもの戦いかたじゃあきついよね。
「まぁ。私たちが負けた場合は模擬試合をやって、それで教えてあげるよ。」
「結局、負けたときのことも考えているんだ。」
「もちろんだよ。一回戦からあの北海学園だもの。」
分かっているならなにも言わないでいよう。
桜にも桜なりの考えがあるみたいだし。
それに、
「でも負けるきはないみたいだね。」
「もちろん。」
勝つ気ではいるらしい。
それはそれで頼もしい。
「それじゃあ試合を楽しみにしているよ。」
桜たちの試合は見に行かないとね。
大狩流派祭決勝トーナメント
一回戦
第八試合
青葉女子学園vs北海学園
第七試合
修善寺女子高等学校vsサンダース大付属高校
土曜日開催
第六試合
多治見大付属高校vsルール工業高等学校
第五試合
大洗女子学園vs聖グロリアーナ女学園
日曜日開催
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