特訓?いえいえ、遊んでいるだけですよ。
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私は頭を外にだしてまわりをよく見ながら前進させました。
その際に、少しの影を見つけたのですが、戦車とは違うものでしたので無視しましたが、細長い四角いものの影だったのです。
「梨華!桜さんたちを見つけました。」
裕香がついに桜を見つけることに成功した。
「どこにいるの?」
「私たちの戦車から見ると二次の方向に3000Mの地点です。」
なるほど。
それならこいつの出番だね。
「絵里。小ミサイル弾発射用意。」
私は目標座標を大体で伝えた。
そこから裕香の指示で微調整を行い。
「撃てぇ。」
放たれた小ミサイル弾はキレイに上に上がって行ったので外れた時は居場所を教えているようなものだった。
でも当たると思っているので気にしないけどね。
ドォーン。
当たってかな?
私は望遠鏡を覗いた。
煙はたっているけど白旗が立っているかは分からなかったので一様、
「さやね。一様、距離を保ちながら桜たちの後ろに向かって。」
「了解。」
いまだに撃破報告がないと言うことは当たってないってことかな?
それなら主砲で止めをさすだけ。
「梨華。大変だよ。桜たちがこちらに向かって来てるよ。」
どおして私たちの場所がわかってるの?
でもこうなってしまったときは一旦隠れて好機を伺うしかない。
「いったん茂みに潜ってからチャンスを探す。なるべく音をたてないように移動をして。」
「了解。」
こうしないと。
「砲棟を6時の方向に向けて。見つかってしまった場合はすぐに撃てるようにして。」
「了解。」
今ごろになって桜の性格を思い出すなんて。
桜は昔、冷静すぎる司令塔なんて言われていた。
私のイメージがだんだん戦闘狂になっていたからすっかり忘れていた。
となると正しい指示は、
「相手が少しでも見え次第、砲撃開始。その後、相手戦車の側方に回り込みもう一発。」
「「了解。」」
今度こそ終わりにしないと。
そして初めて模擬戦をやったとき以上に強い思いを残してあげよう。
「それじゃあ戦車前進。」
私は影が見えないか確認するために外を見渡した。
その時は見えなかったのだが、
「梨華。見えたよ。」
絵里は見つかったと言うことでなかに入るように促してきた。
私はそれに従い、すぐになかに入った。
私が中に入るとすぐに引き金を引き、撃ち出した。
ドォーン。
今度の音は今さっきよりも大きかった。
「さやね。」
「わかってます。」
それと同時に私は側方に回り込む。
「亜依。すぐに充填して。」
「了解。」
ドォーン。
私たちの近くで大きな音が鳴り響いた。
桜たちも気付いて撃ってきたのだと思う。
「さやね。気を付けて。」
「了解。」
ドォーン。
またか。
だんだん距離が縮まってきた。
そろそろ
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