第135話
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「恭介なら、こっちに向かってるじゃん。
もうすぐ来ると思うよ。」
「あら、意外ね。
彼が来るなんて、珍しい事もあるわね。」
「それに関してはウチも驚いてるじゃん。
面倒くさがりの恭介が来るなんて、明日は雨じゃん。」
「誰が何だって。」
一方通行達のさらに後ろから聞き慣れた声が聞こえた。
その場にいた全員がその声のする方に視線を向ける。
そこには、鞄を片手にこちらに向かって歩いている麻生の姿があった。
「誰が面倒くさがり屋だって?」
「別に間違っていないじゃん。」
「愛穂の言うとおりだと思うけど。
珍しい事もあるのね。」
「折角来てやったのに、その言いぐさはないだろ。」
愛穂達の言葉を聞いて、素直に来た事を少し後悔する。
こっちにやってくる麻生を見て打ち止めは走り寄ってくる。
「恭介だ!、ってミサカはミサカはあなたに向かって飛び込みながら言ってみる。」
突撃してくる打ち止めを受け止める。
「その様子だと、退院後の生活を心配する必要はないみたいだな。」
「テメェは元からそんな事を心配するような奴じゃねェだろうがよォ。」
「そうでもない。
お前達が入院している時に世話をしたんだ。
最低限の生活をしてもらわないと、世話をした意味がない。」
「んじゃあ、役者は揃ったみたいだし、ウチのマンションに向かうじゃん。」
「レッツゴー!!、ってミサカはミサカは片手を空に向かって突き上げながら言ってみる。」
そんな光景を見ながら一方通行は思った。
能天気な連中が多くて困る、と。
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