Apparel makes the man(衣服が人間を作る)
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空条丞太郎と出会い、杜王町の説明を受けた翌日。俺はキャスター、セイバー、アーチャー、イワン、エドワードの五人を加えたいつもの六人でヒーローアカデミーの廊下を歩いていた。
「そうなんだ。皆もS市でヒーローをやるんだ」
俺達もS市でヒーローをやることを聞いて、昨日はあれだけ沈んだ表情をしていたイワンが嬉しそうに笑う。
「そういうことだ。この一年は杜王町でしかヒーロー活動が出来ないけど。来年からは俺もシュテルンビルドに行くから、その時は宜しく頼むぜ」
「う、うん」
エドワードも嬉しいのか、少し気の早いことを言う。
それにしてもイワンとエドワードがコンビでヒーローか……。原作ではまずあり得ない展開だから、俺も是非見てみたいと思う。
……と、そんなことを話している間にも目的地に着いたようだ。二人とも、着いたぞ。
俺達がやって来たのはヒーローアカデミーの一階にある部屋で、その部屋は銃や剣といった武器や、鎧や軍隊の軍服のような衣装が無数に飾られていた。その多種多様な様子は、RPGの武器屋か防具屋といった感じだった。
「……おう。きたか」
俺達が部屋にくると、部屋の中から黒い肌をした大男が出てきた。……なんだかモンスターハンター4の加工担当のように見えるが気のせいだろう。
「こんにちは。俺達の『衣装』できています?」
俺達が今日この部屋に来たのは、俺達が以前から頼んでいたヒーローとしての衣装を受け取るためだ。
この部屋はヒーローアカデミーの生徒の注文を受けて、武器や衣装を作る部屋で通称「工房」という。そしてこの黒い肌を大男はヒーローアカデミー専属の職人さんだった。
「ああ、できているぞ……」
俺の言葉に職人さんは頷くとイワンを除いた俺達五人の衣装を持ってきてくれた。
イワンの衣装は原作通りヘリペリデスファイナンスで制作してあるのでここにはない。まあ、大企業であるヘリペリデスファイナンスでヒーロースーツを作ってもらった方が高性能のヒーロースーツができていいだろう。
「おお、これが私の衣装ですか」
「私のはこれか」
「余の衣装はこれだな。中々良い出来ではないか」
キャスター、アーチャー、セイバーが自分の衣装、「Fate/EXTRA」での衣装を取り出す。
「しかし凄いよな……。あの三人の衣装、砕がデザインしたんだろ?」
自分でデザインした衣装を受け取ったエドワードが俺に話しかけてくる。そう、エドワードが言う通り、あの三人の衣装は俺がデザインしたものだ。
最初はキャスターだけの衣装をデザインしたのだが、そこにデザインが決まらなかったセイバーとアーチャーが「自分達のもデザインしてくれないか?」と言ってきたので、結局三人分
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