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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic11 衝撃!?謎の森ヘルヘイム
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何なのかわからなかったので、調査隊のリーダーは一旦エーテルで調べたらどうだと提案した。

「とにかく、理事長にこの錠前の事を報告しよう。エーテルに持って行けば、何かわかるかも知れん。」
「わかりました、では採取した自分が理事長に報告してきます。隊長達は引き続き森の調査を…。」
「わかった、でも無茶はするなよ。」
「了解!」

調査員は錠前を再び袋に入れると、コネクトリングを右手に装備しディスクにふれ調査隊専用ビークルを呼び出し、それに乗り込みスロットル全開でエーテル目指して走り出した。

そもそも何故城北町の、しかも森の中に異世界への入り口が現れたのか?
実は1ヶ月前からサヤカ達は城北町北部に奇妙な魔力エネルギーの反応があった事を確認し、早速調査機関に調査隊を派遣して調査する様指示した。
その結果、あまりにも異常かつ不安定な魔力エネルギー値が北部森林地区から叩き出され、異世界の入り口なのではあるまいか?との報告がエーテル本部に届けられた。 それを怪しく思ったサヤカは調査機関に調査員を何人か追加で派遣する様要請、魔力の出所を探っていたのである。
そして、最近起こったディザードとデスザードとの戦いから発生した魔力エネルギーにより異世界の入り口かも知れない亀裂が発生、それを発見したとの報告が入り…今日に至る。
ちなみに、亀裂自体は一般人には全く見えず、魔法使いや超能力者でしか見えない事を付け加えておく。



東京都の中央にある、豪華な造りの白亜の館…そこがエーテル本部である。
異世界の森から錠前を持って帰ってきた調査員は、早速サヤカに会うため理事長室へと続く長い廊下を走り、その扉を叩いた。

「理事長、失礼します。」
「何だ、何があったのか。」
「何かあったのですか?」
「あっ、これはエリカ様、どうもこんにちは…と、それどころではありません。実は、先程謎の空間にある森林にあった木の実が錠前に変化いたしまして、それを調査していただくために持って参りました。」
「錠前?」
「はい、これがその錠前です。」

調査員が室内に入ると、丁度サヤカはエーテル本部に用があってやって来たエリカと話をしていたところであり、調査員はサヤカとエリカに挨拶(あいさつ)した後、例の木の実から現れた錠前を提出した。

「この錠前が木の実から変化したのは、本当なのかね?」
「はい、私も最初はおどろきました。この錠前に一体どの様な効能があるのか、自分も気になります。」
「ふむ、なるほどな。…確かにこれは調べてみる価値はありそうだ。」
「…何だか不思議な錠前ですね。本当に元が木の実とは思えません。」

錠前を手にあらゆる角度からながめたサヤカは、早速この錠前を調べるため調査機関の室長に連絡を入れ、また横に
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