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緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
8弾 アリアと2人で
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アリア。軽くムカつくな、それ。
「で、あんた今日はどんな
依頼
(
クエスト
)
受けたのよ」
武偵校
(
ぶていこう
)
の生徒は、一定の訓練期間の後、いきなり民間から有償の依頼を受けることができるようになる。街で事件の現場に偶然居合わせたら、それを解決しても良い。
で、それらの実績と各種試験の成績に
基
(
もと
)
づいて、生徒にはA〜Eの『ランク』が付けられる。その上にはさらにSという特別なランクがあって、俺がまだ
強襲科
(
アサルト
)
にいた頃組んでた親友はそのSに格付けされていた。
ちなみに俺は入試の時から今まで変わらず、ずっとAランクのままだ。ま、どうでもいいんだけどな、ランクなんて。
「ほら、さっさと今日受けた
依頼
(
クエスト
)
を教えなさいよ」
「お前に教える義務はない」
言えない。依頼じゃなくて、ただの買い物だなんて絶対に言えない。言ったら絶対に何か言われる。
「風穴あけられたいの?」
イラッとした表情のアリアが拳銃に手をかける。おい、銃で脅すのは卑怯だろ。そんなことされたら言うしかないじゃねえか。
「今日は……依頼じゃない。買い物を頼まれたんだ」
「買い物?」
「
青海
(
あおみ
)
の店に買い物に行くんだよ」
俺は文に頼まれた買い物についてアリアに話す。
話終わった後、意外にもアリアは特に何も言ってこなかった。てっきり、「か、買い物って、し、小学生レベルの
依頼
(
クエスト
)
ね。ま、まあ、あんたにはお似合いでしょうけど」とかなんとか言ってくると思ったのに。
もしくは、この話を聞いてアリアが俺から興味を失ってくれるかと1ピコグラムくらいは期待してたんだが、ダメなようだな。
ふーん、なんて言いながら、逃げるように歩き出した俺の横についてきた。
「何でついてきてんのお前」
「別にいいじゃない。あたしがどこに行こうが、誰について行こうが、そんなのあたしの勝手でしょ」
「良くない。お前がどこに行こうが、俺以外の誰について行こうが、俺の知ったことじゃないし、そんなのお前の勝手だが、俺についてくんのはやめろ」
「いいから、あんたの買い物に付き合わせなさいよ」
「断る。ついてくんな」
「そんなにあたしがついてくるのが嫌なの?あんた、そんなにあたしがキライなの?」
「スキかキライかで言えばキライだ。ついてくんな」
「もっぺん、ついてくんな、って言ったら風穴」
風穴あけられるのもイヤだったし、もう何も言う気力が
湧
(
わ
)
かなくなった俺は、仕方なくアリアを引き連れたままモノレールで青海まで移動した。
かつて倉庫街だった青海地区は再開発され、今は億ションとハイソなブティックが建ち並ぶオシャレな街になっている。
というか、いった
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