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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『邂逅、説得、甦生』 後編
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スなの!?」

サーチャーから送られた映像からプレシアが見たものは荘厳な光を放つ天から与えられた光の杯を仰ぎ見る聖人が描かれた巨大なステンドグラスだった。

「其は識るもの」

零の指先から現れたやわらかな光の糸がアリシアの魂を包み込む。

それと同時に自分達のいる真上に光を放つ新たなセテンドグラスが現れる。

それは中央の円を中心に開かれた花のように鮮やかな装飾の巨大な円形のステンドグラスだった。

詠唱の度に物語を綴った新たなステンドグラスが出現する。

「其は再現するもの」

アリシアの魂の情報から一度死んでしまったアリシアの身体の正常な状態を再現する。
長い年月の間に傷んでしまった体内(なか)が元に戻る。

「其の力は再生にして創生」

過去において断ち切られてしまった肉体と魂を繋ぐ因果の鎖が再び創造される。

今この瞬間アリシアの魂と肉体が繋がる。

そして溢れだした光がアリシアを包み込み光の繭となる。

「其の力は魂を写し器を造り上げる」

光の中のアリシアの身体に生命の火が灯る。

眠っていた細胞が活性化し、

架空元素たるエーテルが物質へと変換され血潮となりその体を駆け巡る。

炉に火をいれるように心臓に熱が灯り、熱い生命の宿った紅き血潮を送り出す心臓。

そして、それは魔力というあいまいな形を通し、エーテルという不確定要素で足りない部分を補われ確定される。

「其は魔法五属にして第三法に属するもの」

確定されたその形は、零から発せられる魔力の輝きという色を失い、その身に色を取り戻す。

そこに在ったのは……、

「其の名は魂の顕現」

【天上の杯を(ヘヴン・スフィール・)戴く者(リヴァイバー)】

柔らかな光に包まれたアリシアの姿がだった。

儀式の最中に浮かんでいたアリシアの身体はゆっくりと地面に下ろされる。

そして地面につく前にアリシアの身体を光の粒子が包み服へと変化する。

「儀式は終了だ……」

零が呟いたその瞬間に全てのステンドグラスに罅が入っていき、

零の身体中から大量の鮮血が吹き出すと同時に世界が崩れ去り元の空間へと戻る。

「お兄ちゃん!?」

「零!?」

血溜まりの中に沈みゆく白の少年を幼き二人の少女達は駆け出し側へと寄り添う。


二人に抱き起こされつつ息も絶え絶えに

「フェイトはあっちだろ……」

零はアリシアの方を指差す。

「で、でも!?」

フェイトはアリシアの方へと目を向けつつも心配そうに血で染まる零を見つめる。

「だ〜いじょ〜ぶこんなんで死なないから」

ダメージは結構酷いがまだ大丈夫。

「だから今はあっちに行ってきなさい」

俺は
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