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未来を見据える写輪の瞳
最終話
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出ているがサクラとサスケはそうではない。二人は現在、同期の下忍の班にそれぞれ臨時で配属され、任務にあたっている。

「紅とアスマからは二人共問題なく班にも馴染めていると報告が上がっておる。お前は心配せずともよい」

 もうカカシの反論は聞く気がないとばかりにヒルゼンは報告書を読みふける。その様子にカカシは一つため息を吐くと、額あてに隠された左目を軽くさすった。
 今、カカシの左目にはオビトから受け継いだ二つ目の写輪眼が収められている。一つ目の写輪眼は、カカシたっての願いでオビトの痛いと共に火葬された。

(オビト・・・・・・俺は、今度こそ守ってみせる。大切なものを。お前から受け継いだ、この目で)

 決意を新たにカカシは再び書類との格闘に戻る。空ではそんなカカシの新たな門出を祝福するかのように、太陽がより一層、輝きを強くした。





おわり

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