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IS<インフィニット・ストラトス> ―偽りの空―
Introduction
第七話 更識楯無
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と、言いにくいんだけど。同室の子に男だってバレちゃった、てへ」
『なにそれ、どういうこと!? ていうか女の子と同室だったの!? だめだよ、襲われちゃうよ!』

 急にテンションが急浮上する束さん。和ませようと可愛く言ってみたけどスルーされた、悲しい。……というより僕が襲う心配より僕が襲われる心配をするのはどういうことなの。まぁ、確かに楯無さん相手だと風呂場の一件で襲われた気はするんだけど。

「うん、まぁそれは置いておいて。いろいろあってそのまま黙っててもらうことになったんだ。ただその相手っていうのが更識家の当主、さらにもうすぐ生徒会長になる人でね。流れで生徒会に入って手伝うことになったの。更識って時点でわかると思うけど、厄介事に巻き込まれるかもしれないから一応報告を。あとまだ束さんとのことは言ってないしたぶん向こうも掴んではいないと思うけど、どうする?」
『その女狐がしーちゃんを誑かしたのか! うむむむ、確か更識現当主はロシアの国家代表……ミサイルハッキングしてとりあえず先にロシア潰しておくか……あ、束さんのことは黙っててほしいな! やることできたからそれじゃ!』
「まてい! 珍しく質問にはちゃんと答えてくれたけどその前がおかしいよ! 別に誑かされてないし、脅されたりもしてないからそんな気軽にミサイル撃つのは止めて! しかも実際ロシア関係ないよ!」

 そんな簡単に第三次世界大戦を引き起こされたらたまらないよ!

『ぇー、だってしーちゃん可愛いし、男だってわかったら余計ムラムラしちゃうでしょ? 隣に寝てたら普通襲っちゃうでしょ? やっぱり危ないよ!』
「何で襲うのが当たり前でしょ的な感じに言ってるのさ。今まで何もなかったから大丈夫だよ」

 というかそんな風に思ってたのか。昔はけっこう泊りがけだったり一緒のベッドで寝たこともある、本人の知らないところで貞操の危機だったのかもしれない。今後はちょっとお付き合いを考えた方がいいかも。 

『本当に? 何もなかったって神様の束様に誓って言える?」
「束さんが神様かはさておき……(よく考えたらけっこう際どい場面あったような、いや何もなかったし大丈夫だよね)うん、チカエルヨ」

 あ、思わず棒読みになってしまった。

『なに今の間は! それに棒読みだったよ、やっぱり何かあったんだね!?』
「あ〜、もう話が進まないよ……。とりあえず、何かあったら今回みたいにちゃんと連絡するから僕を信じて?」
『う〜、わかったよ、絶対だよ?』

 ようやく落ち着いてくれた。というかここまで話が全然進んでないじゃないか、いつものことだけど。最初期待した分疲労感が倍になった気がする。朝からこんな疲れてどうするの。

 この後なんとか経緯と今後のことを束さんに伝えて通話を終えた。結局、束さ
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