暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
点と点を繋ぐ物語
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「あの・・・ここからは僕たち管理局の仕事だから、そろそろ引き返して・・・」
「痴れ者めが。芥ごときが我に命令するでないわ!」
「だいじょーぶだいじょーぶ!ボク達はお兄さんよりずっとずーっと強いんだからやられたりしないよ!」
「いやそういう問題じゃなくてねぇ・・・」
困ったな、と空を駆けながらニルスは頭を掻いた。
件のユーリの友達を見つけたニルスは彼女を預けてすぐさま行くべき場所があったのだ。その場所は海鳴市の中心部に近いビル街。そこで行われている激しい戦闘とアースラからのスクランブルコールを聞いたニルスはすぐさま状況を把握し、さらに追い打ちをかけるようにマリアンから送られてきた救援要請を受けていたので急いで現場に急行する必要があった。
今現在、町は非常事態に置かれている。市街地以外の場所にも正体不明の存在が民間人を襲い、町上空の数か所で戦闘が発生中。原因は海鳴市全体を覆う次元交錯線の乱れにあると思われるが、肝心の大本が全く把握できていないのが現状だ。
よってニルスは自分の専門分野である戦術補助の役割を全うするために現場へ急行していたのだが・・・何故かその後ろをユーリとその友達・・・レヴィとディアーチェがついてくるのだ。
ユーリ一人の時は気付かなかったが、残りの二人は明らかにデバイスを持っていたので3人は魔導士なのだろう。なぜこの星に不法滞在しているのかも後で聞かなければならない。しかも明らかに危険と分かっている現場についてくる・・・どうしよう?
子供3人だし裏に何かある可能性もある。現地協力の仮魔導士ってことで誤魔化すことは可能だが3人の魔力量は・・・ちょっとシャレにならない。これでフリーならば管理局は何としてでも彼女たちを自分の側に引きずり込もうとするだろう。それだけの・・・管理局内部のパワーバランスを揺るがしかねない力だ。
こういうのはクルトの方が得意なんだけど・・・と困りながら、チラリともう一度後ろを見る。
「お待たせしました。遅れて申し訳ございません」
「許す。それより防衛プログラムだ!アレのコアは元々エグザミアを内包していた部分。依代を抑えるにせよ最低一度は動きを封じる必要がある。我等4人ならば時間稼ぎは出来ようが・・・滅するのは不可能だ」
「激しく力を使いすぎると依代の身にどんな悪影響があるか分かりません。どうにか動きを封じる方法を考えないといけませんね?」
「う〜・・・頭使うのはパス!じゃないと頭が火を噴いちゃうよぉ〜」
(・・・増えてる、だと・・・!?)
なんかなのはちゃんに似た顔で似たデバイスを持った女の子が追加されていた。しかも何やら事情を知ってそうな話をしている。というか帰る気は一切ないらしい。
「あのー!もう引き返せとか言わないからせめて僕のいう事ちょっとは聞いてね
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